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血管内皮増殖抑制遺伝子導入型再狭窄予防ステントの開発

研究課題

研究課題/領域番号 13877224
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関京都大学

研究代表者

定藤 章代  京都大学, 医学研究科, 助手 (60314192)

研究分担者 滝 和郎  三重大学, 医学研究科, 教授 (70144368)
橋本 信夫  京都大学, 医学研究科, 教授 (40135570)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード内皮前駆細胞 / 骨髄細胞 / 血管内皮前駆細胞 / 頸動脈ステント / バルーン損傷モデル / 頚動脈ステント
研究概要

従来endothelial progenitor cell(以下EPCs)はヒト末梢血から単離されていたが、大量の血液が必要(200-300mL)で継続的な採取が困難、細胞表面抗原での分離が必要で手順が煩雑、増殖能が乏しいなどの問題点があり、多彩な動物実験への応用に限界があった。本研究ではそれらの問題点を以下の方法で克服した、すなわち(1)末梢血ではなく骨髄細胞より培養(2)表面抗原での分離なしに骨髄細胞をEPCsのみが増殖するような特殊な条件下で培養(3)全身麻酔下にrat大腿骨より骨髄を摘出する方法を考案。以上の3点によって得られた利点としては、(1)骨髄細胞を利用することで必要量が減少しかつ増殖が容易となったためratやmouseのEPCsを用いての実験が可能となった(2)手順が簡略化されまた表面抗原で選別をかけたものよりも増殖能が高かった(3)従来はヒト末梢血由来EPCsを利用して動物実験を行なっていたため免疫抑制剤の使用が必須であったが、本法を用いex vivoでのEPCs培養を可能としたため、より臨床に近い方法での移植、すなわち自家移植への道を開くことができた。(1)は他の論文でも同様の方法が提示されていたが、(2)に関して従来は機能的評価(アセチル化LDL取込み能およびレクチン染色)、免疫染色(von Willebrand factor)のみがなされていたが、本研究で初めてimmunoblotting法(Tie-2,Flk-1,vWFなど)を用いて蛋白レベルでの緻密な評価を行なった。また(3)は同様の方法を用いての論文は報告されておらず、本研究の独自の方法である。現在行なっていることは、(1)ratのcarotid balloon injury modelを一定の精度で作成できるようにtrainingおよび手技を検討、(2)同方法で得ることができたEPCsの投与経路(経動脈、経静脈、局所投与)での集積率の差を評価、の2つである。その後、動物での再狭窄予防効果を検討する。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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