研究課題/領域番号 |
13877234
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大井 直往 (2002) 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (90282045)
岩谷 力 (2001) 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00092148)
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研究分担者 |
伊藤 正敏 東北大学, サイフロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (00125501)
飛松 好子 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20172174)
大井 直往 東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (90282045)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | PET / 68ゲルマニウム透過スキャン / 肢節体積 / 組織密度 / 生体部分質量測定 / 水置換法 / 68ガドリニウム透過スキャン |
研究概要 |
PET装置の^<68>Ge透過型CTを用い生体における大腿部脂肪、筋、骨密度ならびに肢節体積、密度を測定し、その妥当性を検討した。 (1)成人男性被験者6名(29〜62歳)を対象に、透過スキャンを用いて大腿の脂肪・筋・骨の組織密度を測定した。その結果、各組織の平均密度は脂肪0.906±0.021g/cm^3、筋1.051±0.005g/cm^3、骨1.523±0.074g/cm^3となり、過去の直接法を用いた研究による測定値に近似していた。PETの透過スキャンにより人体組織密度を測定することの妥当性が確認された。 (2)透過スキャンと水置換法で求めた肢節体積を比較検討した。測定部位は健常男性9名(18〜26歳)の左側の上腕部、前腕部、手部、下腿部、足部とした。各部位の両測定法による体積の間にはピアソン相関係数で有意な正の相関が認められた(r=0.771〜0.973,p<0.05)。水置換法による体積に対する透過スキャンによる体積の誤差率の平均は、上腕部で18.1%、前腕部で-0.9%、下腿部で-5.3%、足部で2.4%であった。全肢節において両測定法間に有意な正の相関が認められたことから、透過スキャンを用いた身体肢節の体積測定は妥当な測定法であると言える。各肢節の体重に対する比(肢節比)は上腕部で1.9、前腕部で1.3、手部0.5、大腿部14.1、下腿部4.2、足部1.4であった。これらの値は過去の屍体を対象とした直接測定値に近似してた。各肢節密度の平均値は上腕部で0.85±0.02g/cm^3、前腕部で0.82±0.02g/cm^3、手部で0.63±0.04g/cm^3、大腿部で0.98±0.01g/cm^3、下腿部で0.97±0.01g/cm^3、足部で0.89±0.02g/cm^3であった。これらの値は過去の屍体を対象とした測定値よりも小さい値を示した。
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