研究課題/領域番号 |
13877251
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松下 通明 北海道大学, 医療技術短期大学部, 教授 (20250425)
|
研究分担者 |
蒲池 浩文 北海道大学, 医学部附属病院, 医員
藤堂 省 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60136463)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 混合ミクロ肝臓 / バイオ人工肝臓 / 肝細胞混合スフェロイド / 人工肝臓 / ミクロ肝臓 |
研究概要 |
ラット肝細胞を独自の方法で単離した後、当研究室で確立した手法で混合ミクロ肝臓を作成した。この混合ミクロ肝臓の担体への固定化法を昨年に引き続き検討し、高機能化目的に、体外循環型人工肝臓モジュールへ充填して、以下の成果を得た。 1.担体へのミクロ肝臓の固定化 直径3mmの3層の親水性カプセルを作製した。この3層は、3%アガロースとVitamin E oilを用いることにより創出した。この親水性カプセル内に混合ミクロ肝臓を封入・固定化し、培養条件下で機能維持実験を行った。 固定化混合ミクロ肝臓内の肝細胞に見られる小vesicleは、培養後数日で消失し、安定した固定化ミクロ肝臓が得られた。アルブミン分泌能および尿素合成能は一定に保たれた。 2.体外循環型人工肝臓モジュール灌流実験 酸素運搬体pyridoxalated-hemoglobin-polyoxyerhylene conjugate (PHP)を灌流液中に50%濃度混和し、2チャンネル型中空糸モジュール内に混合ミクロ肝臓を充填して実験を行なった。肝細胞充填量は、2gである。代謝能の判定にはアンモニア除去能で検討した。2時間での除去効率は約70%であり、効率的バイオ人工肝臓に混合ミクロ肝臓の応用が期待される結果であった。
|