研究課題/領域番号 |
13877258
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
澄川 耕二 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (60028660)
|
研究分担者 |
三好 宏 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (90332858)
冨安 志郎 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90244061)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 帯状疱疹後神経痛 / ラット / ヘルペスゾスターウイルス / 痛覚過敏 / アロディニア / 疼痛モデル / ヘルペスゾスターウイスル / アロデイニア |
研究概要 |
視覚的に疱疹の程度を評価し、熱または機械的刺激に対する閾値の低下の程度とどのような相関があるのか評価を行った。ヘルペスゾスターウイルスを右下肢に皮下注し(ウイルスは10^6、10^7、10^8 plaque-forming unitを50μlに希釈して用いる)10日後のラットは疱疹の面積と機械的または熱刺激に対する閾値の低下は負の相関を示し、アロデイニアと痛覚過敏状態を呈した。しかし、現在作成している帯状疱疹後神経痛モデルラットは2週間ほど経過すると死に至ってしまい、急性痛の評価は可能であるが臨床的に大きな問題となっている慢性痛に対する評価は難しい。また、ウイルスの投与量が少なかったり、抗ウイルス薬を増量すれば長期生存はするが皮疹や痛覚過敏の発現をみず、疼痛モデルとして不適切なものとなってしまう。今後、現在のモデルにおける帯状疱疹後急性期の疼痛メカニズムを解析するより、現在のモデルを改良して帯状疱疹慢性期のメカニズムを検討できるモデルを作成するほうが臨床的に意義の高いことだと考え、ウイルスの量、抗ウイルス投与量とタイミング、疼痛反応測定の時期等を調整、もしくは何らかの新しい技術を導入し試行の予定である。
|