研究課題/領域番号 |
13877306
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
後藤 哲哉 九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (70253458)
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研究分担者 |
田中 輝男 九州大学, 歯学研究院, 教授 (60077667)
中牟田 信明 九州歯科大学, 歯学部, 助手 (00305822)
小林 繁 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (10118078)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | HL-60 / 遺伝子導入 / electroporation / 破骨細胞 / actin / pEGF / in vitro / 機能解析 |
研究概要 |
本研究においてはまず、in vitroで確実にヒト破骨細胞を形成させる方法の確立を行った。破骨細胞の前駆細胞としてはヒト単球のcell lineであるHL-60を用いた。HL-60をRPMI1640培養液に、活性型ビタミンD_3、M-CSF、RANKLを加えさらに20%のFCSを加えて2週間培養して酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ(TRAP)染色を行った。その結果、5種類のロットのFCSのうち2種類のもので多核の破骨細胞が形成された。HL-60細胞は培養7日目で融合を始め、多核化し、培養10日目ころからTRAP陽性細胞が認められた。以後、破骨細胞の形成にはこの系を用いることとした。 遺伝子導入はまず、Clontech社のactin融合pEGFPベクターを用いた。HL-60細胞への遺伝子導入にはelectroporation法を用いた。種々の細胞濃度および電圧で遺伝子導入を行い、もっとも効率の良かった条件で以後のelectroporationを行った。Actin融合pEGFベクターを導入したHL-60細胞はG418添加の培養液によりクローニングを行った。こうしてできたActin融合pEGFベクター導入HL-60細胞を用い上記の破骨細胞分化条件で培養を行った。その結果、Actin融合pEGFベクター導入HL-60細胞でもTRAP陽性の破骨細胞の形成が認められた。次年度は、このActin融合pEGFベクター導入破骨細胞を用いて破骨細胞の機能解析を行う予定である。
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