• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

唾液中物質による歯科治療ストレスの評価

研究課題

研究課題/領域番号 13877344
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関九州歯科大学

研究代表者

河原 博  九州歯科大学, 歯学部, 講師 (10186124)

研究分担者 椎葉 俊司  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (20285472)
田中 正敏  久留米大学, 医学部, 教授 (10080954)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードストレス / 唾液 / ノルエピネフリン / 代謝産物 / MHPG
研究概要

歯科診療は,患者にストレスを引き起こすいわゆるストレッサーとなることが少なくない.そしてこのストレスは,歯科治療中に遭遇する重篤な全身的偶発症の重要な誘因の一つでもある.歯科治療中のストレスを客観的に評価する指標としては,これまで血液中や尿中のストレスホルモン,カテコールアミンなどの生理活性物質やその代謝産物の濃度が用いられてきた.しかしながら,血液や尿は,日常の歯科臨床の場では容易にサンプリングできるものとはいえず,これらの指標は,もっぱら学術的な研究でのみ用いられる指標となっている.本研究では,これまで用いられてきた血液中や尿中の物質からではなく,歯科臨床で最も馴染み深い体液である唾液から,歯科治療ストレスを客観的に評価する指標となる生理活性物質やその代謝産物を新たに見い出すことを目的として行った.
研究は,ヒト唾液の採取を,Sarstedt社SALIVETTEキットを用いて行い,高速液体クロマトグラフィー・電気化学検出器を用いて,唾液サンプルからの,ノルアドレナリン,アドレナリン,ドーパミン,セロトニン,MHPG, DOPAC, HVA, 3-MT, 5-HIAAの定量分析を行った.そして負荷する実験的心理ストレスとして除算を繰り返し行う暗算ストレスを選択し,定量結果を総合的に比較検討した結果,ノルアドレナリンの代謝産物であるNHPGがその指標となる可能性を見出した.さらにMHPGのみを短時間で計測可能な分析法を高速液体クロマトグラフィー・電気化学検出器を用しいて検討し,約10分以内でMHPGを計測可能とした.

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kawahara, Y.Kawahara, H., Westerink, B.H.C: "Hypotension-induced dopamine release in prefrontal cortex is mediated by local glutamatergic projections at the level of nerve terminals"Journal of Neurochemistry. (accepted). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Kawahara, H.Kawahara, Y., Westerink, B.H.C: "Noradrenaline-dopamine interaction in the medial prefrontal cortex studied by multi-probe micordialysis"European Journal of Pharmacolology. 418. 177-186 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi