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S.mutansにおけるスクロース依存性付着機構の分子生物学的解明

研究課題

研究課題/領域番号 13877352
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

祖父江 鎮雄  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (60029973)

研究分担者 大嶋 隆  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (80116003)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードStreptococcus mutans / スクロース / グルコシルトランスフェラーゼ / 平滑面付着
研究概要

S.mutans MT8148株の各gtf遺伝子を大腸菌に発現させたリコンビナントGTF(rGTF)と,GTFをコードする遺伝子に抗生物質耐性遺伝子を挿入させることにより作成した7種のGTF欠失変異株を用いて,in vitroにおいてS.mutans静止菌体のスクロース依存性平滑面付着の再構築を試み,以下の結果を得た.
1.各GTF欠失変異株における静止菌体のスクロース依存性平滑面付着は,親株に比べ,有意に低下した.
2.各GTF欠失変異株に欠失GTFに対応するrGTFを加えると,スクロース依存性付着は親株と同程度まで回復した.
3.すべてのGTFを欠失変異株を平滑面に付着させるには,すべてのGTFが必要で,最も強固な付着を獲得したのは,15mUのGTFB,0.75mUのGTFC,3mUのGTFDを添加した時であった.
4.rGTFFの合成する不溶性グルカンの付着能は,反応液中にrGTFBが30mU, rGTFCが1.5mU, rGTFDが6mU存在するとき最大であった.
5.不溶性グルカンの付着にはGTFCとGTFDが重要な役割を果たしており,rGTFCとrGTFDが1:4で存在するとGTFBが無くても,不溶性グルカンの平滑面への付着が認められた.
以上の結果は,S. mutans菌体の平滑面付着には3種のGTFがすべて必要であり,その活性比率も重要な役割を果たすことを明らかにしている.

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Ooshima: "Contribution of three glucosyltransferases to sucrose-dependent adherence of Streptococcys mutans"Journal of Dental Research. 80. 1672-1677 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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