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新人看護婦(士)の発達過程と看護実践の構成要素に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13877416
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関日本赤十字愛知短期大学

研究代表者

白尾 久美子  日本赤十字愛知短期大学, 看護学部, 講師 (80269703)

研究分担者 柿原 加代子  日本赤十字愛知短期大学, 看護学部, 講師 (30214258)
小林 尚司  日本赤十字愛知短期大学, 看護学部, 助手 (90321033)
水谷 聖子  日本赤十字愛知短期大学, 看護学部, 講師 (80259366)
小塩 泰代  日本赤十字愛知短期大学, 看護学部, 助手 (60300224)
滝 益栄  日本赤十字愛知短期大学, 看護学部, 講師 (10279995)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード新人看護師 / 体験
研究概要

新人看護婦(士)が就職後どのように看護婦(士)として成長していくのかを概観するために、24名の新人看護婦(士)を対象に就職後1年間を縦断的に面接調査を行ない、彼らの臨床での看護婦(士)体験を導き出した。各時期はKJ法を用いて分析し、以下のような結果を得た。
就職後3ヶ月は、スタッフからの承認や要求、スタッフとの人間関係を通して自分の能力を感じ取り、気づくことで自信や困惑が生じ仕事への意欲に反映されていた。さらに意欲と自覚の相互関係から生じるストレスや、仕事を習得したいという気持ちに対して自分なりに努力や対処をしていた。
就職後6ヶ月は、少し気持ちにゆとりと落ち着きを持つことで、業務実践から自分の能力を自覚し、看護への意欲を持ち始めていた。実際的な仕事上では、人間関係から影響を受けていると考えられた。
就職後9ヶ月は、周りを見るようになったゆとりから自分の実力の認識を行ない、さらに仕事に対する主体性への志向が生じ、それらの相互作用から、自分自身の看護婦としての先の見通しをもちはじめるという構造が捉えられた。
就職後12ヶ月は、仕事の全体の状況を理解し、看護婦(士)として患者と関わることの価値や重要性を見出し始めたことなどから、看護に対する主体性の志向がみられはじめた。また、経験を重ねることで一通りの仕事が成り立つようになり、仕事をしていく上での自分自身の位置づけや能力を感じ始めた、職業人としての自覚をもち始めたととらえた。
以上のように3ヶ月から12ヶ月にわたる新人看護婦(士)の体験が抽象化された。これらの結果をもとに、さらに1年間を統合しどのような看護実践能力が獲得されているのか検討していく。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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