研究課題/領域番号 |
13878030
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
|
研究分担者 |
柳沢 昌義 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 助教授 (30319008)
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 授業支援 / i-room / 教室環境 / フィードバック / 教室前面 / 携帯電話 / インタラクション / 教室の電子化 / 電子化黒板 / ソフトウェア開発 / インターネット |
研究概要 |
本研究は、学校の授業で使われる黒板および教室の機能を拡張し、教室の前面にあたる「教壇」全体を大型のコンピュータ・ディスプレイによって置き換えるための基礎研究である。ポイント操作で教材が提示できる、黒板を電子化した既存のタッチパネル・ディスプレイの機能に加え、生徒とのインタラクションの要素を盛り込んだ「教室オペレーティングシステム」の設計・デザインを研究目的とする。 平成14年度に実施した研究内容を以下に記す。 1.i-roomおよび「教室オペレーティングシステム」に必要な機能分析 平成13年度に引き続き、小・中・高等学校、大学の様々な授業における教室前面の使われ方を分析した。電子化教室に関する先行研究調査と併せて、i-roomに実装すべき要素・機能と「教室オペレーティングシステム」に実装すべき教室メタファーをいくつか抽出した。 2.「教室オペレーティングシステム」およびi-roomプロトタイプシステムの設計 電子会議システムツールmimioを用い、タッチパネル・ディスプレイのモデルを実装した。このモデルと、抽出した教室のいくつかの要素・機能を盛り込んだ「教室オペレーティングシステム」およびi-roomのプロトタイプシステムのコンセプトを設計した。 3.i-roomのプロトタイプシステムを想定した電子化黒板ソフトウェアの評価と改良 i-roomに実装すべき機能のうち、今回は授業時における生徒の質問、疑問点や興味・関心の度合いといったフィードバック情報を収集し、リアルタイムに教室前面の黒板上に表示するソフトウェアを実装した。それを大学の教育現場で活用することにより、i-roomにおけるインタラクション促進の有効性およびその授業を活性化させる要因について検証した。また、これら実践における教師のコメントや生徒の感想をふまえ、本ソフトウェアの改良を行っていった。
|