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代替コミュニケーション機器、トーキングカードの開発

研究課題

研究課題/領域番号 13878031
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関新潟大学

研究代表者

長澤 正樹  新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (30293187)

研究分担者 大河 正志  新潟大学, 工学部, 助教授 (90213644)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード障害者 / コミュニケーション機器 / 代替コミュニケーション(AAC) / 障害児教育 / 指導法 / VOCA / 福祉工学
研究概要

本研究の目的は、ことばに代わるコミュニケーション機器(AAC)及び既製のAAC利用を支援する機器、「トーキングカード」の開発である。
昨年度作成したプロトタイプの課題は以下の通りであった。(1)評価点が低かった項目の改良(音量・音質、耐久性、大きさ、重量)。(2)障害のある子どもへの臨床実験データの収集。(3)トーキングカードの教育現場への適用。
そこで今年度は、小型・軽量化と音量の増大を目的とした。小型・軽量化では、市販部品を使う以上、部品の全容積を劇的に減少させることは不可能なので、部品間隔をできるだけ詰めるとともに、厚さを犠牲にして積層構造にし、面積の縮小を実現した。ただし、スイッチパネルは、そこに写真や絵を張って、使用者の認知を促し、操作性も維持するため、当初の目的どおりスイッチの面積をできるだけ大きく保つ設計とした。その結果、今年度のプロトタイプの大きさと重さは100mm×65mm×28mm、103gとなった。また、スイッチの大きさは90mm×55mmであった。音量については、アンプを使用したものを試作し、音量の増大を実現することができたが、電池の消耗が激しく、残念ながら今回のプロトタイプには組み込めなかった。
今回のプロトタイプを盲学校と知的障害養護学校で使用した。その結果、(1)重度知的障害の児童が機器を使って「先生お願い」という要求が可能になったこと、(2)知的障害と視覚障害を重複する児童の型はめ弁別学習において、トーキングカードの音声が強化子として機能していることが報告された。しかし、教室内では音量が小さくよく聞き取れないという問題点が指摘された。
今後の課題として、よりいっそうの軽量化(薄型)と音量の増大が残った。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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