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「子どものための哲学」を取り入れた総合的な学習のカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 13878042
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

松本 伸示  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (70165893)

研究分担者 佐藤 真  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20324949)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード総合的な学習 / 子どものための哲学 / カリキュラム開発 / 哲学対話 / 小学校 / 授業実践 / 生きる力 / 自己の生き方 / カリキュラム / 哲学的対話
研究概要

「子どものための哲学(Philosophy for Children)」を取り入れた「総合的な学習」のカリキュラム開発を行うために今年度は以下のような研究を遂行した。
1.昨年度に引き続いて,延岡市立東小学校で5年生の3つ学級を対象に「子どものための哲学」授業を行った.本年度はIAPCが作成した教師用のマニュアルに準拠し「ハリーストットルマイヤーの発見」(哲学的探求)のテキスト,教師用マニュアルから第1章と第7章を取りあげ,6時間分の指導計画案を作成し授業実践した.また,この授業の効果を検証するためにNew Jersey Testを参考として開発した日本語版Reasoning Skills調査票を作成した.授業実践の結果, New Jersey Testで取りあげられる22領域全てのSkillを伸ばすまでには至らなかったが,本授業で中心的に取りあげられていたSkillについては有意にその能力が伸びていたことが明らかとなった.
2.昨年度の実践と本年度のものを比較し,改善できた点や総合的な学習への導入について検討を行った.特に,昨年度問題点となった哲学的討論の時間の十分な確保については,授業1時間分のテキストの量の調整や哲学的討論までの指導の工夫,時間配分の変更等を行った結果,本年度は十分なものであったことが明らかとなった.そして。これらの視点を取り入れた「総合的な学習の時間」における「子どもの哲学」授業の年間試案を完成させた.
3.また,「キオとガス」(不思議な世界),「ピクシー」(意味の追究),「ハリーストットルマイヤーの発見」(哲学的探求)については完訳し,それらに対応する教師用マニュアルの検討もほぼ終了した.
1,2,3の成果については日本理科教育学会第53回全国大会,及び日本教科教育学会第29回全国大会にて発表するとともに,3年分の研究成果を報告書としてまとめた.

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 榎本英雄, 松本伸示: "Reasoning Skillsの育成を目指したカリキュラムII"日本理科教育学会全国大会発表論文集. 135 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 松本伸示, 水谷浩文: "『Philosophy for Children』を取り入れた総合的な学習の試みII-リーディングテキスト,及び,教師用マニュアルの分析を中心に-"日本理科教育学会全国大会発表論文集. 67-70 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 榎本英雄, 松本伸示: "Reasoning Skillsの育成を目指したカリキュラム開発-『子どものための哲学』授業実践及びその効果-"日本理科教育学会全国大会発表論文集. 71-72 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 松本伸示, 榎本英雄: "「Philosophy for Children」を取り入れた総合的な学習の試み"日本教科教育学会全国大会論文集. 105-106 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村田一広, 松本伸示: "総合的な学習における子ども同士の討論過程の質的分析"日本教科教育学会全国大会論文集. 109-110 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村田一広, 松本伸示: "総合的な学習における子ども同士の討論過程の質的分析II -Epistemic Episodesと構造化手法を通して-"日本理科教育学会平成14年度近畿支部大会 論文集. 40 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 榎本英雄, 松本伸示: "Reasoning Skillsの育成を目指したカリキュラム開発 -『子どものための哲学』の検証を通して"日本理科教育学会平成14年度近畿支部大会 論文集. 41 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 松本伸示, 疋田直子: "「コミュニケーション場面の設定による子どもの学習の広がりとその実践」日本理科教育学会編『これからの理科授業実践への提案』"東洋館出版. 4/205 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 松本伸示: "「生きる力」をはぐくむ考え方"初等教育資料. No751. 8-13 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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