研究課題/領域番号 |
13878062
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
廣田 薫 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (50130943)
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研究分担者 |
川本 一彦 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (30345376)
吉田 真一 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (30334519)
高間 康史 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (20313364)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 内部状態推定 / マルチメディア情報処理 / センサフュージョン / ファジィ推論 / 非破壊診断 / マルナモーダル情報 / センサ統合 / 聴覚情報 / 触覚情報 / 打診 / 視覚情報 |
研究概要 |
平成13年度に開発した触覚・聴覚センサに基づく内部状態推定システムに対し、視覚センサとしてCCDカメラ(SONY DFW-X700)を追加した。視覚センサでは、触覚センサ部のロボットアームの動きを撮影し、撮影後の画像の差分情報等からロボットアームの速度・加速度を推定し、それらを触覚センサ部の加速度センサの補正情報として利用する。また、ロボットアームと診断対象の接触部位を視覚センサで特定する。この部位の固有の特性(たわみ、はねかえり係数など)を考慮することで、触角・聴覚センサのみのシステムに比べ高精度な内部診断を実現できる。 拡張システムの有効性を検証するために、内部状態診断実験を行った。内部診断の対象として、缶詰内の物質およびその量、異物の存在の検査に限定し、拡張システムによる診断実験を行った。具体的には、比重の異なる数種類の物質(液体、固体)を用意し、内容量や異物混入など種々の条件下において、物質の違いや空洞、異物の存在を認識する実験を行った。本実験において、拡張システム(触覚・聴覚・視覚)が従来システム(触覚・聴覚)に比べ高い認識ができることを確認した。またエキスパートの知識を考慮したメンバシップ関数を構成し、ファジィ推論を行うことで、センサノイズに対しロバストな認識が可能であることも確認した。 本研究で得られた成果は、国際雑誌IEEE Transactions on Instrumentation and Measurementにおいて報告を行った。
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