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成熟霊長類の脳のどの部位にオリゴデンドロサイトの未分化細胞は存在しているか?

研究課題

研究課題/領域番号 13878167
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 神経科学一般
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

鶴尾 吉宏  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (90207449)

研究分担者 伊藤 隆雄  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (30315931)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードオリゴデンドロサイト / 霊長類 / サル / 脳 / 成熟 / 未分化細胞 / 免疫組織化学
研究概要

成熟霊長類の脳内におけるオリゴデンドロサイトの未熟細胞の存在の可能性について、未熟なオリゴデンドロサイトを認識する各種の抗体を用いて免疫組織化学的に検討した。実験には成長したサルを実験動物として用いた。成熟サルを麻酔した後に屠殺し、脳を取り出して4%パラホルムアルデヒドで固定した後、脳室を含む前脳部分について前頭断凍結切片(厚さ10μm)を作製した。前年度に齧歯類のオリゴデンドロサイトを認識するモノクローナル抗体を用いて検索した結果をもとに、さらに陽性細胞の存在について検討を加えた。ラット脳の髄鞘部分の一部に特異的に反応する抗体については、サル脳においても同様に陽性反応を示すことが分かった。しかし、ラット脳においてオリゴデンドロサイトを未熟なものから成熟型にいたる段階を捉えることが分かった抗体が、サル脳においても同様な所見を示すかどうかについて、さらに固定液の変更などによって抗原を検出できるかの可能性を検討してみたが、確実な陽性所見を得ることができなかった。また、ステロイド代謝酵素である5α-リダクターゼに対する抗体を用いて、この酵素がサル脳においてもオリゴデンドロサイトに発現しているかどうかを検討したところ、多数の陽性細胞を検出することができた。細胞の形態などから、これらがオリゴデンドロサイトであると判断されたので、これら細胞の中に未熟なものが含まれているかどうかについて分裂期の細胞を認識する抗体を用いて検討したが、検出された5α-リダクターゼ陽性を示す細胞が分裂期であることを示す所見は現在までのところ得ていない。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] T.Ueyama et al.: "Emotional stress induces transient left ventricular hypocontraction in the rat via activation of cardia adrenoceptors -a possible animal model of "Tako-Tsubo" cardiomyopathy -"Circulation Journal. 66(7). 712-713 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ueyama et al.: "Gastric parietal cells : potent endocrine role in secreting estrogen as a possible regulator of gastro-hepatic axis"Endocrinology. 143(8). 3162-3170 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] N.Salama et al.: "Brain nitric oxides synthase in major pelvic ganglia of aged (LETO) and diabetic (OLETF) rats"Archives of Andrology. 48. 379-387 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ueyama et al.: "Molecular mechanism of emotional stress-induced and catecholamine-induced heart attack"Journal of Cardiovascular Pharmacology. 41(Suppl.1). S115-S118 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] R.Tsuji et al.: "Lack of changes in brain muscarinic receptor and motor activity of mice after neonatal inhalation exposure to d-allethrin"J. Appl. Toxicol. 22(6). 423-429 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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