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高磁場は動物細胞を不老不死化へと変化させるか

研究課題

研究課題/領域番号 13878182
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東京工業大学

研究代表者

正田 誠  東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70023489)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード超電導 / 真核細胞 / 酵母 / マウス白血病細胞 / 繊維芽細胞 / 磁場 / 死滅抑制 / DNAマイクロアレー解析 / 超伝導 / 線維芽細胞 / 増殖阻害
研究概要

1.マウスの白血病細胞、(p338)およびチャイニーズハムスター線維芽細胞(v79)を用い7テスラ定常磁場のもとで増殖の変化を実測した。フローサイトメトリーによるDNAの分布を測定したが特に高磁場下で顕著な差が生じなかった。抗ガン剤、ブレオマイシンの様々な濃度にさらしたところブレオマイシンに対する感受性に差が生じた。
2.酵母をOD=1まで増殖させ、その後H2_O_2ストレス下において、この細胞を5.2〜6.1テスラの高磁場にさらすと、酵母の死滅の促進がみられた。
3.酵母をOD=1まで30℃で培養し、その後45℃に移し熱ストレスを与えると、高磁場下で死滅の抑制がみられた。
4.酵母の熱ストレス応答欠損株、LCB4とミトコンドリア欠損株AH22について定常7テスラの高磁場を印加したところAH22は高磁場によって死滅抑制はみられなかったが、LCB4株については高磁場下において死滅の抑制がおこった。
5.LCB4株と親株S28株にエタノールストレスを与えたところ高磁場下で死滅の抑制がみられた。
6.DNAマイクロマレー解析を行ったところ、高磁場によって発現が変化しない遺伝子は0,高磁場下で1/2又は2倍以上の発現量が変化したのがそれぞれ4および6であった。RNA合成、リボゾームの合成は減少し、RNA安定化タンパク質は発現が上昇した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] S.Horiuchi, Y.Ishizaki, K.Okuno, T.Ano, M.Shoda: "Change in broth culture is associated with significant suppression of E.coli death under high magnetic field"Bioelectrochemistry. 57. 139-144 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 正田 誠: "強磁場下における微生物の挙動"「強磁場下の物質と生体の挙動」公開シンポジウム要旨集. 7-10 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ishizaki, S.Horiuchi, K.Okuno, T.Ano, M.Shoda: "Twelve Hours Exposure to Inhomogeneous High magnetic Field after Logarithmic Growth Phase is Sufficient for Drastic Suppression of Escherichia coli Death"Bioelectrochemistry. 54. 101-105 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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