研究分担者 |
津田 彰 久留米大学, 文学部, 教授 (40150817)
小川 俊樹 筑波大学, 心理学系, 教授 (60091857)
下山 晴彦 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (60167450)
坂本 真士 大妻女子大学, 人間関係学部, 講師 (20316912)
石垣 琢磨 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (70323920)
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研究概要 |
本研究は,近年の欧米でさかんとなっている「実証にもとづいた臨床心理学」(evidence-basedclinical Psychology)をわが国に定着させるグランドプランを作成する企画研究である。この研究により,以下のような成果を得た。 第1に,研究代表者と研究分担者は,いくつかの臨床心理学の国際大会(平成13年7月のバンクーバーにおける国際認知行動療法学会など)に出席し,海外の研究状況を調査し。第2に,平成13年9月には,ロンドン大学のサルコフスキス教授とバーミンガム大学のバーチウッド教授を招き,東京大学駒場キャンパスにおいてワークショップを開催した。このワークショップについては,後日に翻訳出版の予定である。また,両教授との国際共同研究を企画し推進した。第3に,国内のいろいろな学会(例えば,日本心理学会,日本心理臨床学会,日本社会心理学会)において,実証にもとづく臨床心理学についてのシンポジウムやワークショップを開催した。第4に,平成13年10月から刊行された『講座臨床心理学/全6巻』(東京大学出版会刊)において,実証にもとづく臨床心理学をわが国に定着させるプログラムについて論じた。さらに,新たに東京大学出版会より『叢書・実証にもとづく臨床心理学(全6巻)』の刊行を企画した。第5に,平成13年11月に,筑波大字において「実証にもとづく臨床心理学会議」を催した。第6に,以上の成果をまとめた提言集「実証にもとづいた臨床心理学をわが国に定着させるためのシステムづくり」を作成した。これはホームページ上でも公開した(http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/tanno/jissyo.htm)。
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