研究概要 |
本研究では,エネルギーの供給量のみならず,その質と特性,環境メリット,環境負荷,市場と経済性,地域適応性など多面的観点から21世紀の環境適応型自然エネルギーとしての地熱利用形態のあり方,開発のあり方を調査検討し,今後の学術研究,産官学における研究開発・共同研究,および国際協力のあり方を提言することを目的として実施した。 本研究は研究代表者,分担者ならびに研究協力者からなる計8回の調査検討会(仙台1回(H14年2月)東京7回(H13年,6月,7月,8月,9月,11月,12月およびH14年3月)を中心に行なった。この調査検討会の初めの3回では,1回に2名ほどが各自の調査結果,知見等をとりまとめて報告し,それを中心に討議を行った。その後,以下の点について,各自が意見を持ち寄り,重点的に討議を行った。1) 環境適応型自然エネルギーとしての地熱エネルギーの供給量,質および特性,2) 環境メリットと環境負荷,3) 市場と経済性,4) 地域適応性,5) 国際協力のあり方,6) これまでの研究・開発・調査の実績,データベース等,我が国の知的資産の活用方法,7) これからの地熱利用形態のあり方,開発のあり方,8) 今後の学術研究,産官学における研究開発・共同研究のあり方。 また,本調査会に国内の有識者を招き,情報交換ならびに意見交換を行った。 さらに本研究の中間成果を国内の学識者および施策者に説明し,討論を行うとともに本研究の方針について意見を得た。 本研究の成果は学術誌に公開するとともに,電子ファイルおよび印刷物として国内外の地熱関係者および政府関係者へ配布する予定である。
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