研究課題/領域番号 |
13898005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
佐々木 真理 京都教育大学, 教育学部, 講師 (00303925)
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研究分担者 |
浅井 和行 京都教育大学, 教育学部, 助手 (30324718)
大隅 紀和 京都教育大学, 教育学部, 教授 (90000083)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 教師教育カリキュラム / 遠隔授業システム / アジア諸大学 / ビデオ会議システム / 国際理解教育 / 異文化間交流 |
研究概要 |
本学と学術交流協定を結ぶ大学などとの教職を志望する学生たちが異文化間交流を行い、国際理解と国際コミュニケーションの資質を育成するカリキュラムを開発するため、東南アジア諸国の教員養成系大学の学生と異文化間交流や共同授業を行うために用いるテレビ会議システムの設置に関する調査研究を行った。調査対象は、中国・タイ・ネパール・フィリピンの大学・硫究機関である。予定していたミャンマーヘの調査は、政策的な理由から中止した。方法は、調査対象国へ研究代表者および研究分担者が渡航して、ビデオテレビ会議システムの設置の可能性を次の項目によって調査・検討した。通信回線では、通信回線の状況、設置の費用負担や期間、政策との関係・各種費用、時差など、ハード面では、大学の設備・機器保有状況、ビデオ会議システム(購入/貸出)、カメラ、大型TV、現地価格、ビデオ信号の形式(NTSC/PAL)、日本からの持込の可不可、電源事情など、ソフト面では、設置教室、エアコン、大学責任者の対応、技術専門スタッフ、附属実験学校の有無などである。即通信可能な整備状況にある大学については、日本から機材を持込み、本学から実験由に接続を試みた。また、タイ・ネパール・フイリピンから、当該機関の共同研究者を本学に招聘して、ビデオ会議システムの設置方法の研修、および、教師教育カリキュラム作成の検討セミナーを持った。その結果、中国・タイ・ネパール・フィリピンおよびミャンマーの5カ国について、ビデオ会議システムの設置の可能性について詳細に調査し、それぞれの状況に応じたシステム構成が選択できた。また、フィリピン大学の教員養成カリキュラムを中心に、遠隔授業システムを用いた国際理解教育の内容を盛り込んだ教師教育カリキュラムのモデルを検討できた。さらに、初等中等教育における国際理解教育の設定の可能性を検討するために、タイ国の新しい学習指導要領を英訳した。
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