研究課題/領域番号 |
13CE2001
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研究種目 |
特別推進研究(COE)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
PERI Bhaskararao (BHASKARARAO Peri) 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (00272617)
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研究分担者 |
町田 和彦 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (70134749)
高島 淳 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (40202147)
峰岸 真琴 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20190712)
宮崎 浩二 (宮崎 恒二) 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (40174156)
豊島 正之 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10180192)
中嶋 幹起 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10014507)
内藤 雅雄 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (00014506)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
660,029千円 (直接経費: 528,484千円、間接経費: 131,545千円)
2005年度: 104,000千円 (直接経費: 80,000千円、間接経費: 24,000千円)
2004年度: 130,000千円 (直接経費: 100,000千円、間接経費: 30,000千円)
2003年度: 130,000千円 (直接経費: 100,000千円、間接経費: 30,000千円)
2002年度: 206,029千円 (直接経費: 158,484千円、間接経費: 47,545千円)
2001年度: 90,000千円 (直接経費: 90,000千円)
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キーワード | 字体コーパス / 字形データベース / 文字情報学 / 文字規範 / インド系文字 / 漢字 / アラビア文字 / エンコーディング / 漢字文化圏 / アラビア系文字 / スクリプト |
研究概要 |
本プロジェクト(略称GICAS)は、文字情報学という新しい学問領域の創成を図るために、全体を貫く二つの大きな目標を設定した。 1)アジア書字コーパスの構築 2)書字処理に関する統一的な技術基盤の実装 5年間(2001〜2005)の科学研究費補助金の期間において、本プロジェクトは上記の目的を達成し文字情報学という新たな学問分野の基礎を築くと同時に、アジアの文字についての参照拠点となる知識データベースセンターを形成することができた。研究の具体的な推進は、以下の5つのテーマごとに進められた。 (1)文字による聖典と注釈のコーパス構築:文字規範について重要な意味を有する聖典と註釈テキストの電子コーパスの構築を推進した。 (2)字形と字体の編年研究:長い年月の問に進化を遂げてきたアジアの諸文字の字形・字体の複雑な変化の過程を豊富な画像データベースをもとに科学的手法により跡付ける研究を進めた。文字の歴史的変化の過程をモーフィングの手法で表示するシステムも開発した。 (3)文字の構造と成分の解析:アジアの主要な書字法体系である漢字・インド系文字・アラビア文字の三種類について、文字の構造と成分についての解析を推進した。 (4)文字文化の社会的研究:文字の、言語、民族そして宗教を含めた文化との関わりについての研究を進めた。この中で特定の文字の採用・放棄の背景と同時に無文字社会の問題も扱った。 (5)文字のデジタル処理としての統合:上記のすべての研究成果に基づいて、文字のコード化、文字の字形集合、入力方法などを研究した。独自に開発したオープンタイプフォント、入力システムを一般公開している。
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