研究課題/領域番号 |
13F01806
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
坂井 克之 東京大学, 大学院医学系研究科, 准教授
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研究分担者 |
PASQUALI Antoine 東京大学, 大学院医学系研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 意識 / 内観 / メタ認知 / 機能的MRI |
研究概要 |
意識の神経相関(NCC)を探そうとする研究が近年数多くみられるようになってきたものの、そもそもヒトがどうして主観的体験を持つのかという疑問に対する明快な回答はない。とらえどころのない意識、とりわけ自身の情報処理過程を意識的に追う能力、すなわち内観のメカニズムを、強力な計算論モデル、シミュレーション技術を生かした理論ベースで数理的に調べてゆく点に本研究の特徴がある。期間中、健常人被験者を対象とした行動実験とモデル構築、脳活動計測実験を行った。行動実験では被験者に単純な視覚図形を提示し、その図形の形状、あるいは図形の存在について主観的報告と客観的報告を行わせたところ、主観的報告は客観的報告に依存した形で増強されることが示唆された。このことはメタ認知の階層構造を支持する結果である。この行動データはDuarchical Model(二重階層構造モデル)、すなわち階層構造と並列構造の性質を併せ持つモデルにより再現可能であった。このモデルでは一次ネットワークに入力された視覚刺激パターンが二者択一の形で内部に表象され、回答反応をする。並行して二次ネットワークでは一次ネットワークからの出力に対してその信頼性を判断し、それによって回答反応の速度を調整する。この内観の成立過程における前頭前野の役割を実験的に検証するために、行動実験で用いた課題を遂行中の健常人被験者の脳活動を、機能的核磁気共鳴画像(fMRI)を用いて計測した。このデータ解析のためのPC、周辺機器、ソフトウェアを研究費により導入した。データ解析中であるが内観の成立過程に前頭前野が関与するとの仮説を支持する結果が得られている。現在、主観的報告と客観的報告の順序が前頭前野活動に与える影響を解析中である。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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