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頂点作用素代数とヤコビ形式

研究課題

研究課題/領域番号 13F03013
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 代数学
研究機関筑波大学

研究代表者

宮本 雅彦  筑波大学, 数理物質系, 教授

研究分担者 MATTHEW Krauel  筑波大学, 数理物質系, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2013
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード頂点作用素代数 / モジュラー不変性 / ジーゲルテーター数 / 交絡作用素 / ツー理論 / グライス代 / ジョルダン代数 / C2有限性
研究概要

共形場理論の代数版であると考えられている頂点作用素代数では、不思議なことに、共形場理論とは異なり、頂点作用素代数の公理にモジュラー不変性を仮定することなく、C2有限性と有理性という有限条件だけで、加群上で定義されるトレイス関数の空間がSL (2, Z)-型のモジュラー不変性を持っていることがツーにより示されている(ツー理論)。さらに、研究代表者の宮本は、C2有限性だけの下でも若干の拡張でモジュラー不変性を持つことや、研究分担者であるKRAUEL氏(外国人特別研究員)はヤコビ形式型の保型性を持つことを示してきており、その融合およびその拡張を目指すのが本研究の目的である。本研究では、現段階で次の2つの研究結果を得た。
(1)交絡作用素への拡張 :
加群による作用を表す交絡作用素に対しても、C2有限性の条件だげでもモジュラー不変性を持つことが示され、その例をいくつか構成中である。
(2)ジーゲル保型形式への応用 :
任意の自然数gにたいして、g次複素対称行列全体はジョルダン代数の構造を持つが、それをグライス部分代数として持つような頂点作用素代数(格子頂点作用素代数や有名なムーンシャイン頂点作用素代数)に対しても、別な形のモジュラー不変性が成り立つことが示された。その応用として、ジーゲルテーター関数がジーゲル型のモジュラー関数であることの別証明を与えた。更なる応用を研究中である。

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] C_1-Cofiniteness and Fusion Products for Vertex Operator Algebras2013

    • 著者名/発表者名
      Masahiko Miyamoto
    • 雑誌名

      Conformal Field Theories and Tensor Categories

      巻: 1 ページ: 271-279

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2014-01-29   更新日: 2024-03-26  

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