研究課題/領域番号 |
13F03210
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
|
研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
栗崎 晃 独立行政法人産業技術総合研究所, 幹細胞工学研究センター, 研究チーム長 (60346616)
|
研究分担者 |
WANG Ying Ying 独立行政法人産業技術総合研究所, 幹細胞工学研究センター, 外国人特別研究員
WANG Y. Y. 独立行政法人産業技術総合研究所, 幹細胞工学研究センター, 外国人特別研究員
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2014年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | がん / 抗がん剤 / 膵臓 / 幹細胞 / 癌 / 分化 / 化合物 / 治療薬 / スクリーニング |
研究実績の概要 |
平成26年度は、本化合物についてin vitroでの有効性に加えてin vivoでの有効性についても検討した。in vitroでの解析については、すい臓がん幹細胞については必ずしもがんマーカーが確立されていない状況にあるが、他のがん幹細胞で示唆されている複数のがん幹細胞マーカーを指標に検証を進めた。その結果、我々の化合物はin vitroでがん幹細胞を抑制し、スフェアの形成を抑制する作用があることが示唆された。特に、処理時間や化合物の濃度に応じてスフェア形成能が抑制されること、スフェア中の各種がん幹細胞マーカーの遺伝子発現が定量的RT-PCRで低下するとともに、フローサイトメトリ―や免疫組織化学染色おいても発現減少が見られることが確認された。また、浸潤能を測定するスクラッチアッセイやトランスウエルを用いたマイグレーションアッセイについても有意に抑制されていた。以上のin vitroのデータを元に、さらに本化合物の有効性を検証するため、ヌードマウス皮下に移植したすい臓がん細胞の大きさを指標に、本化合物の有効性をin vivoで検証した。その結果、腫瘍サイズが、薬剤投与群で有意に低下し、Ki67陽性の増殖性細胞が減少すると共に、アポトーシスマーカー陽性の細胞が増加していた。また、腫瘍組織中で見られる血管新生も抑制されていることから、本化合物はすい臓がんにも有効と考えられた。現在、本化合物の作用機序について検討を進めている。
|
現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|