研究課題
特別研究員奨励費
2014年度は、主にこれまでの研究成果の分析と2013年度に得た研究成果のまとめを実施した。2013年度の研究では、データ収集、初期分析、そしてデータを補足するためのインタビューなどを行なったが、2014年度は、これらの研究成果を分析し、出版物としてより明瞭化することに注力した。この作業は、政策に関連性を持つ研究成果のまとめ作業と、学術的な出版物を準備するための作業の二つに分けて実行した。前者の政策に関連性を持つ研究では、持続可能な開発目標(SDGs)と現在ニューヨークで進行中の交渉に関する多様なテーマを扱うポリシーブリーフの共著者として、執筆活動を行った。研究期間中に研究レポートとして4つのポリシーブリーフを出版したことは、タイムリーな形でSDGsに関わる政策決定者、交渉過程に提供することが出来、大きな成果であったと考える。後者の学術的出版物の準備の作業はより時間を要するため、まずはSDGsに関する初期の交渉の分析を行ったが、今後も分析を継続していく予定である。そしてこれらの作業では、統計に基づくデータや科学研究費補助金で購入したコンピューターソフトと周辺機器を活用した。また、2014年5月にはニューヨーク国連本部でのワークショップ出席とステイクホルダーに対するインタビューを実施し、追加情報を収集し、更なる研究推進を行った。本研究で得られた研究成果は、2014年10月にSDGsの交渉が終了した後に公表し、出版物やジャーナル記事を送り出したいと考えている。また生物多様性ガバナンスに関する研究においても、この分野では非常に影響力のあるジャーナルにて現在論文審査を受けている。
(平成26年度が最終年度のため記載しない)
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POST2015/UNU-IAS Policy Brief #1
POST2015/UNU-IAS Policy Brief #2
POST2015/UNU-IAS Policy Brief #3
POST2015/UNU-IAS Policy Brief #4
UNU-IAS/POST2015 Meeting Report
Environment
巻: Vol.55 号: 5 ページ: 14-30
10.1080/00139157.2013.824339