研究課題/領域番号 |
13GS0016
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研究種目 |
学術創成研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(共通施設) (2004-2005) 岡崎国立共同研究機構 (2001-2003) |
研究代表者 |
永山 國昭 (永山 国昭) 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (70011731)
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研究分担者 |
森 泰生 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (80212265)
岡村 康司 (岡村 靖司) 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (80201987)
宇理須 恒雄 (宇理須 恆雄) 分子科学研究所, 極端紫外光科学研究系, 教授 (50249950)
青野 重利 岡崎国立共同研究機構, 統合バイオサイエンスセンター, 教授 (60183729)
高橋 卓也 岡崎国立共同研究機構, 計算科学研究センター, 助手 (70262102)
渡辺 芳人 岡崎国立共同研究機構, 統合バイオサイエンスセンター, 教授 (10201245)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
403,000千円 (直接経費: 335,500千円、間接経費: 67,500千円)
2005年度: 91,000千円 (直接経費: 70,000千円、間接経費: 21,000千円)
2004年度: 91,000千円 (直接経費: 70,000千円、間接経費: 21,000千円)
2003年度: 110,500千円 (直接経費: 85,000千円、間接経費: 25,500千円)
2002年度: 110,500千円 (直接経費: 110,500千円)
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キーワード | 電子顕微鏡 / 位相回復法 / DNAシーケンサー / チャネル / 蛋白質 / カルシウム / 電位センサー / バイオセンサー / 電位依存性蛋白質 / DNA / シーケンサー / 人口酵素 / 信号制御 / 自己組織 / 人工酵素 / 自己組織化 |
研究概要 |
[複素顕微鏡]炭素膜を用いる位相板には物質透過に伴う電子線損失がある。この問題を解決し像の感度を上げるため無損失位相板の開発を試みた。Aharnov-Bohm効果を用いると、ベクトルポテンシャルが電子線の位相を変えるため電子線損失がない。ループ型微小磁石と棒型微小磁石の2つの位相板につきテストし、棒磁石型の場合無損失位相板が成功した。 [チャネル蛋白質]形質膜における、一酸化窒素(NO)センサーカチオンチャネルとして働くTRPC5による、NO感知の分子機構を明らかにした。TRPC5のチャネル腔を形成するpore領域近傍のシステイン残基を、NOはニトロシル化し、その結果生じるコンフォメーション変化により、空間的に近接する内部ゲートが開くことが示された。 [電位センサー蛋白質]イノシトールリン脂質のうちPIP2によって活性が変化することが知られているKチャネルを電位センサー分子(VSP)とともにアフリカツメガエル卵母細胞へ強制発現させ計測し、酵素活性が膜電位依存的に制御されることを見出した。更に電位センサードメインをもちボア領域を欠く別の膜タンパクがチャネル活性をもつことを示した。 ヒト電位依存性NaチャネルNav1.6分子の機能の多様性を明らかにするためアンキリンGとNav1.6を共発現させ不活性化に及ぼす影響を検討した。 [蛋白質機能素子作製]シリコン基板に微細貫通孔を形成する技術を開発し、ここに脂質二重膜/イオンチャンネル(グラミシジン)を再構成して単一イオンチャンネル電流を計測することに成功した。微細孔構造を工夫することで、シリコン基板として世界最小の雑音電流(貫通孔径50μmで〜1pA rms、テフロン基板と同程度)を得ることが出来た。
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