研究課題/領域番号 |
13GS0024
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研究種目 |
学術創成研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
北森 武彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60214821)
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研究分担者 |
小林 修 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50195781)
松本 和子 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60111457)
庄子 習一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (00171017)
魚住 泰広 (魚住 泰彦) 東京大学, 自然科学研究機構・分子科学研究所, 教授 (90201954)
久本 秀明 兵庫県立大学, 大学院・物質理学研究科, 助教授 (00286642)
北川 進 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20140303)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
390,000千円 (直接経費: 324,000千円、間接経費: 66,000千円)
2005年度: 91,000千円 (直接経費: 70,000千円、間接経費: 21,000千円)
2004年度: 91,000千円 (直接経費: 70,000千円、間接経費: 21,000千円)
2003年度: 104,000千円 (直接経費: 80,000千円、間接経費: 24,000千円)
2002年度: 104,000千円 (直接経費: 104,000千円)
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キーワード | マイクロチップ / 触媒反応 / 高分子錯体 / マイクロマシン / 有機合成 / マイクロリアクター / 集積化化学システム / 機能性微小空間 / 分析化学 / 触媒・化学プロセス / 表面・界面物性 / マイクロ化学システム / 表面修飾 / 微小流体制御技術 / マイクロ単位操作 / マイクロTAS / 集積化学化システム |
研究概要 |
本研究では、マイクロチップ内の微小空間において、高機能分子や機能性微粒子による化学的機能および電場・磁場等の物理的・電気的な機能を付与することで、微小空間における化学反応や物性を自在に制御しうる「機能性微小空間」を創製した。さらに、この機能性微小空間を利用して、新規機能物質の創製、コンビケム手法による高速高効率な反応経路開発、ハイスループット合成、超高性能診断チップの開発を行った。具体的な成果は以下の通りである。 (1)マイクロチップ内液液界面形成と界面重合法に基づく化学機能高分子膜の作製 (2)マイクロチップに適用可能な微粒子担持パラジウム、コバルト触媒の創成 (3)高効率コンビナトリアル合成 (4)気体/液体/固体の三相が関与するマイクロチップ内合成反応(Science誌掲載) (5)マイクロチャネル内の表面修飾法の開発と気/液・液/液制御 (6)パッシブバルブを利用した高速・超微量μ-ELISAデバイスの開発とプロトタイプの試作 (7)マイクロ空間内過冷却流体の実現とそれを用いた不斉合成反応の実現 当初の研究計画よりもはるかに大きな成果を得ることができたといえる。また、成果の公表に関して各分担者とも熱心に行い、学術論文誌への投稿のみならず、国内・国外の学会に積極的に参加し、普及に努めた。本研究の成果は既に産業界にも認知されつつあり、研究代表者である北森グループのみならず、マイクロ合成化学分野へ展開した研究分担者小林グループにおいても企業との共同研究が進行しており、本課題を通じ新たな研究領域、産業への展開を創成したといえる。
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