研究課題/領域番号 |
13J00010
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
辻 大士 筑波大学, 体育系, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,070千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 高齢者 / 介護予防 / 虚弱 / 筋力 / 被災地 / 椅子立ち上がり / 測定評価 / 機器開発 / 下肢筋力 / 体力テスト / 地面反力 / 被災地支援 |
研究実績の概要 |
研究課題「中年・高齢者を対象とした椅子立ち上がり動作時の地面反力による下肢筋力評価法の開発」に向け、第1年度より開発を進めている普及型機器やプログラムを用い、次の研究活動をおこない、成果を上げた。 まず、宮城県石巻市における大橋メンズクラブへ、本評価システムの導入をおこなった。大橋メンズクラブは、仮設大橋団地に居住する男性を対象とした、石巻市が主催するサークル活動である。月2回の開催頻度で、1回の開催時間は90~120分間である。サークルに参加する度に本機器を用いた測定をおこなうこととした。ラジオ体操、ダンベル体操、ロコモ体操(オリジナル体操)などに取り組むとともに、活動量計を配付し日々の歩数を増やす働きかけをおこない、下肢筋機能の向上を目指した。その結果、最大値体重比変数(床を踏み込む力の最大値)において、8ヵ月間で有意な向上が見られた。本評価を定期的におこなうことにより、下肢筋機能の向上を把握する、ならびに向上に寄与することが示唆された。また、本評価を活用した取り組みは、男性中年・高齢者のクラブ参加や身体活動意欲の増進に好影響を与えることを確認した。 また、要支援・要介護認定を受けた58名の虚弱高齢者を対象とし、立ち上がり動作の違いによる地面反力への影響を検討した。自身が最も立ち上がりやすい方法(A. 何もつかまらない、B. 膝に手をつく、C. 座面に手をつく、D. 前方の机に手をつく)で立ち上がるよう求めたところ、A: 11名、B: 12名、C: 7名、D: 28名となり、机に手をついた立ち上がりをおこなった者が最も多かった。要支援・要介護高齢者の地面反力指標は自立高齢者よりも顕著に低い値(9.8~65.1%↓)を示し、本評価法が身体の虚弱化に伴う下肢機能の低下を反映しうることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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