研究課題/領域番号 |
13J00039
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
融合社会脳科学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
前田 和孝 近畿大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2014年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 身体図式 / 手操作運動関連ニューロン / ミラーニューロン / 自己像 / 視覚フィードバック / 下頭頂小葉 / AIP野 / PFG野 |
研究実績の概要 |
自らが運動を制御しているといった主観的な意識は,自己身体の時空間モデル(身体図式)を参照して形成されると考えられる.本研究は,把持運動中の自己身体に関わる視覚フィードバック情報に着目し,運動主体感の根幹となる身体図式の神経基盤の解明を試みた. 前年度から引き続き神経細胞活動の記録を行い,さらに統計解析と記録領域の組織染色を行った.その結果,下頭頂小葉領域のAIP野,PFG野に存在する手操作運動関連ニューロンやミラーニューロンの一部が把持運動中の手の視覚フィードバックに応答し,キネマティックスを視覚的に符号化していることが明らかとなった.これは運動情報と実際の視覚フィードバック信号が単一ニューロンに収束し,情報を統合,照合するシステムが存在することを示唆する.これらの結果は,2015年3月にJournal of Cognitive Neuroscience (doi:10.1162/jocn_a_00742) に掲載された. また,体性感覚とその予測信号の一致性は主体感の生成に直接関与することから,通常の視覚条件の手操作運動課題と視覚フィードバックに遅延をかけた手操作運動課題時の神経活動を比較することで,主体感の生成に関与する神経細胞活動の記録を試みた.その結果,視覚フィードバックの遅延により上記の手操作運動関連ニューロンやミラーニューロンの応答に変化が生じることが予備的な解析から示された.さらに記録数を増やし,定量的に解析を進める事が必要である.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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