研究課題/領域番号 |
13J00104
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡辺 匠 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,760千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 社会的排斥に対する防衛 / 自己防衛プロセス / 自己と内集団の連合 / 自己防麿プロセス |
研究実績の概要 |
前年度の研究では、自己と内集団の連合は社会的排斥が与える不快感を低減する機能をもつことを示した。この研究によって、社会的排斥が生じたときに、その悪影響を低減するための1つの方略が明らかになったといえる。しかし、社会的排斥による悪影響を低減するためには、そもそも社会的排斥そのものをどのように防ぐことができるかという問題もあわせて検討することが必要であろう。このような社会的排斥の生起プロセスについて、本年度は複数の研究をとおして検討をおこなった。その結果、従来の多くの研究者は「集団の代表的な人物ほど排斥されにくい」と直観的に考えていたが、実際のデータでは「集団の代表的な人物ほど排斥されやすい」ということが質問紙調査によって新たに示された。このような排斥されやすい人物の特徴にくわえて、排斥しやすい人物の特徴も同時に明らかになっている。具体的には、社会的自己制御(社会的場面で個人の欲求や意思と現状認知との間でズレが起こったときに、内的基準・外的基準の必要性に応じて自己を主張するもしくは抑制する能力)の低い人物は社会的自己制御の高い人物よりも排斥行動を選択しやすいことが示唆されている。以上の検討結果は前年度に得られた研究知見とあわせ議論し、社会的排斥はどのようにして生じ、そして社会的排斥による望ましくない影響をどのように防ぐことができるかという一連のプロセスについて、考察を深めることができたと考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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