研究課題/領域番号 |
13J00458
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
融合脳計測科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
堀 翔太 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 脳波 / 情動 / メディアアート / NIRS / 運転 / 脳波(EEG) / 共感 / 交通心理 / 視線計測 / 運転シミュレータ |
研究実績の概要 |
研究課題であるMind-Brain-Human-Interfaceの開発に向けて、ヒトの快や不快といった情動と呼ばれる精神活動をとらえる技術の確立が必要である。しかし、精神活動は個人差が大きいため、各個人に合わせて動的に変化するシステムを構築する必要がある。本研究では、この課題に対し、2つのアプローチ方法を試みた。一つは個人差が大きくなるように抽象的な光や音を刺激として用い、それらの感覚刺激を与えられた際のヒトの精神活動を脳波から捉えようとするものである。女性被験者10名を対象に実験を行った。視覚刺激にはより純粋な色のみの刺激とするため、LED照明を曲面に投射したものを採用した。また、聴覚刺激にはピンクノイズを使用した。LED照明は色を、ピンクノイズはイコライザをランダムに変化させることで、各個人によって評価の異なる空間を構築した。この空間で一定時間刺激を与え、その際の脳波を測定した結果、前頭における脳波の左右不均等な賦活と、刺激に対する主観的な評価に関連が見られた。また、この結果を応用したメディアアート作品「rendezvous」の製作、展示に携わり、鑑賞者個人に合わせて動的に変化するシステムの構築を試みた。 もう一つのアプローチ方法は、日常生活における精神活動を可視化するために、その状況の一つとして車両運転中のドライバーを対象として、実験を行った。若年者、高齢者それぞれ10名を対象にドライビングシミュレータを用いた仮想運転中にN-backタスクという課題を与えた際の脳血流と脳波を測定したところ、課題の難易度の応じて脳血流や脳波の変化が確認できた。この結果から、運転への集中の程度が定量的に計測できる可能性が示され、ドライバー個人に合わせた情報提示や運転補助技術などの展望が開かれた。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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