研究課題/領域番号 |
13J00535
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
自然人類学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
徳山 奈帆子 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ボノボ / 離合集散 / 攻撃交渉 / 意思決定 / 攻撃 |
研究実績の概要 |
2015年1月から引き続き2015年7月まで、コンゴ民主共和国ルオー科学保護区において、野生ボノボの観察を行った。 ①攻撃交渉のパターン:集団内の攻撃交渉において、約7割がオス同士の攻撃交渉であった。またオスーメス間の攻撃交渉では、ほぼメスが勝者となった。オスーメス間での攻撃交渉において、他のメスが攻撃交渉に介入して支援することで、メスが勝者となることが多く観察され、メス間の同盟関係がボノボにおけるメスの社会的地位の高さに大きく影響していることが示唆された。また、メスの支援は、年上の個体が年下の個体を支援する傾向が見られ、年下の個体が年上の個体を支援することは少なかった。 ②集団の動きの意志決定:集団追跡中、3分以上の停止状態から、3頭以上の個体が移動した際、移動を開始した個体を「先導個体」、その個体に追尾した個体を「追尾個体」と定義し、どのような個体が先導個体となる傾向にあるか分析した。その結果、高齢のメスが先導個体となることが多く、若いメス、オス、未成熟個体は、追尾個体となることが多かった。このことから、ある場所から、次の採食・休息場所へ移動するタイミングは、高齢のメスが決定している傾向にあることがわかった。ボノボでは、オスではなく、メスが集団の動きをリードすることで、休息時間や採食時間の長さを調節していると考えられる。高齢個体は採食場所等、遊動域内の資源に関する知識が豊富であると考えられる。 帰国後は、データ分析と論文執筆に取り組んだ。学会での発表を積極的に行った。7月に札幌で行われた国際野生動物管理学会と、三月に仙台で行われた日本生態学会で、ボノボの集団の動きの意思決定について発表した。8月にオーストラリア・ケアンズで行われた国際動物行動学会で、ボノボのメスの同盟関係について発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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