研究課題/領域番号 |
13J01371
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
原田 淳平 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2014年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 真理 / 真理論 / デフレ主義 / 多元主義 / 真理の多元主義 / 真理の対応説 / 真理の整合説 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,真理の多元主義と呼ばれる真理論における新しい立場の有効性を示すことである.最終年である二年目では,主に次の二つの研究に従事した. 1.A.〈真理の性質は単一であるが、「真である」仕方は複数ある〉という結論と、B.〈真理概念は語用論において役立つ〉という結論が両立可能であることを示す. 2.デフレ主義の議論の整理に基づいて、インフレ主義とデフレ主義の対立点を明示化する. 以下では,上記の二つの研究の具体的な研究実施状況について順に報告する. まず1の実施状況について.Aの研究に関しては,2012年の応用哲学会で既に口頭発表している.現在はそこで得られた批判やコメントに答える形で,「真理概念はデフレ化できるのか ―デフレ主義の批判的検討―(仮題)」を執筆中であり,今年度中に応用哲学会に論文投稿する予定である.次に,Bの研究については,学会誌『哲学の探求』に「真理はいかにして多元的でありうるのか-真理の多元主義自体の多元性の考察-」という題目で論文投稿し,2014年度4月に掲載されている.しかしながら,上の二つが両立可能であることは,まだ議論を尽くしたとは言えないため,更なる議論を積み重ねる必要があると言える.続いて2の実施状況について.二年目の活動でこの研究に最も役立ったのは,デフレ主義の代表的論者,Paul Horwich教授へのインタビューである.3度に渡るインタビューの中で,Horwich教授の主著‘Truth’以降の主張や,その他の著作間の関係など,貴重な意見を聞くことが出来た.こうした情報は,当人の元に直接足を運ぶことでしか中々得ることができないため,有用なインタビューだったと言えるだろう.研究成果の報告としては,現在「何がインフレ主義とデフレ主義の分水嶺となるのか(仮題)」として執筆中であり,学会誌『科学基礎論研究』に本年度中に論文投稿予定である.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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