研究課題/領域番号 |
13J01573
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 九州大学 (2014) 大阪大学 (2013) |
研究代表者 |
坂井 美日 九州大学, 人文科学研究院, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 準体句 / 文法史 / 歴史的研究 / 古典語研究 / 方言研究 / 準体助詞 / 歴史研究 |
研究実績の概要 |
本研究は,1. 日本語準体句の共時的・通時的分析を,古典語調査と方言調査によって進展させることを主な課題とし,またそれに付随して,2. それら共時的・通時的分析に不可欠な,各方言の文法体系の理解をすべく,各方言の文法記述を行なうこと,及び,3. その方言調査の際には,方言資料の整理・保存を行なうことを目標とした。 当該年度の主な成果としては,まず方言調査に関しては,特に南琉球宮古語について,準体句の歴史的変化を明らかにするに至り,口頭発表を行なった(「宮古語における名詞化構造の歴史的変化」,2014年度(第37回)沖縄言語研究センタ総会・研究発表会,2014/7,於琉球大学)。 また,古典語調査に関しては,近世から現代にかけての上方語文献の調査によって,上方語における準体句の形態変化の歴史を明らかにした。そして,上述の宮古語の変化と上方語の変化に共通点を見いだせたことから,準体句の形態変化のメカニズムについて説をたてるに至った。これらの記述と考察をまとめ,論文投稿した(「上方語における準体の歴史的変化」『日本語の研究』日本語学会,2015/4現在印刷中)。 また課題2,3に関しても,九州・琉球を中心に行い,南琉球宮古島語の城辺方言に関しては,文法概説を執筆し(「南琉球語宮古島城辺方言」『若手研究者育成のための危機方言調査支援プログラム報告書』国立国語研究所,2015/4現在印刷中),方言談話の音声保存にも努めた。その他,九州では特に熊本方言に関する文法の整理につとめ,口頭発表も行った(‘ The ‘-ar’ construction in the Kumamoto dialect’, Workshop Intransitivizing Morphology in Japanese Dialects,2014/10(Kyusyu University))
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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