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非局所演算子によるAdS/CFT対応の検証

研究課題

研究課題/領域番号 13J02068
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(理論)
研究機関東京大学 (2014)
大阪大学 (2013)

研究代表者

長崎 晃一  東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード超対称性 / 境界条件 / AdS/CFT対応 / Dブレーン / 非局所演算子
研究実績の概要

今回の研究では非局所演算子としてインターフェースの上に埋め込まれたトフーフト演算子について調べた。この演算子は超弦理論側では数枚のD1 ブレーンとして記述できる。多数のD3 ブレーンが重なった系にこのD1ブレーンが端を持つように入れるとD1ブレーンはこのD3ブレーンの世界体積上の磁場と見る事ができる。N枚のD3ブレーンが重なった世界体積上に実現されるゲージ理論はゲージ群SU(N)を持った非可換ゲージ理論になるが、その上に存在する磁荷はYoung 図で表され、それはトフーフト演算子の表現に相当する。この系ではD1 ブレーンの枚数が磁荷、Young 図でいうと箱の数に対応している訳であるが、一般に箱の数を決めてもそれに対応するYoung 図は複数構成できる。こういったことから弦理論側のブレーンの図からは見ることが難しいブレーンの詳細な情報がこのYoung図の表現により調べられるのではないかと期待できる。ここではトフーフト演算子を含んだD5ブレーンをプローブとしてD3-D5系を発展させた系からトフーフト演算子を調べることを考えた。 結果、D3ブレーン上の磁場を積分する事によって得られるチャージとYoung図を構成する箱の数に確かに対応がつけられる事を確かめた。
さらにAdS/CFT対応についての検証を進めるため、次のようなゲージ理論を考えた。ゲージ理論をリーマン面上にコンパクト化した理論が最近活発に研究されている。例えばBeniniたちは中心電荷の計算をリーマン面にコンパクト化した理論において計算している。私はこの理論においてリーマン面上に境界がある場合への一般化を試みた。
そして超対称性がN=(2,2)という場合において't Hooftアノマリーとの関係から中心電荷を求める事に成功した。また境界条件としてGaiottoとWittenが提案したNS5-境界条件がリーマン面の境界においても可能である事を確認した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2015 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Two-dimensional superconformal field theories from Riemann surfaces with a boundary2015

    • 著者名/発表者名
      Koichi Nagasaki, Satoshi Yamaguchi
    • 雑誌名

      Phys. Rev. D

      巻: 91 号: 6 ページ: 6-15

    • DOI

      10.1103/physrevd.91.065025

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] t Hooft operators on an interface and bubbling D5-branes2014

    • 著者名/発表者名
      Nagasaki, Koichi and Yamaguchi, Satoshi
    • 雑誌名

      Phys. Rev. D

      巻: 89, 046002 号: 4 ページ: 41-652

    • DOI

      10.1103/physrevd.89.046002

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 境界付きリーマン面によるコンパクト化と2次元CFT2015

    • 著者名/発表者名
      長崎晃一
    • 学会等名
      日本物理学会第70回年次大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2015-03-20 – 2015-03-24
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] CFT on Riemann Surfaces with boundaries2014

    • 著者名/発表者名
      長崎晃一
    • 学会等名
      7th Taiwan String Workshop
    • 発表場所
      国立台湾大学、中国
    • 年月日
      2014-11-24 – 2014-11-28
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] Young図と泡状プローブD5ブレーン解との対応2013

    • 著者名/発表者名
      長崎晃一
    • 学会等名
      日本物理学会 2013年 秋季大会
    • 発表場所
      高知大学朝倉キャンパス
    • 年月日
      2013-09-21
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2014-01-29   更新日: 2024-03-26  

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