研究課題/領域番号 |
13J02237
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
白井 洸志 京都大学, 経済研究所, 特別研究員(SPD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,150千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 顕示選好理論 / ゲーム理論 / 戦略補完性 / 単調比較静学 / Supermodular / Revealed preference / Random utility / Stochastic choice / 消費者理論 / ミクロ経済学 / 比較静学単調性 / 所得効果 / ポテンシャルゲーム |
研究実績の概要 |
平成26年度においては、前年度から継続して University of Oxford・John Quah 教授との共同で実施している研究テーマ、顕示選好理論による戦略補完性の反証可能性について、オックスフォード大 学及びシンガポール国立大学を拠点として集中的に従事した。 ここでの第一の目的は、戦略型ゲームにおける戦略補完性について、各プレイヤーが実際に選択した行動データから検証する方法論の構築にある。より具体的には、【各プレイヤーの戦略プロファイル、各プレイヤーの実行可能集合、外生パラメーター】の三つ組が任意有限回観察されたものをデータセットとする。そして、各期で観察された戦略プロファイルを純粋戦略ナッシュ均衡としてサポートするような戦略補完ゲームが存在するための必要十分条件を考察するのが第一の目的となる。この点について実証的に応用しやすく、かつ経済学的な意味が明確な形で必要十分条件を導出することに成功した。 さらに、上記のテストを実証データに応用することを想定し、unobserved heterogeneityを包摂する形でテストを再構成することを試みた。実際の経済データにおいて分析者には観測不可能な異質性が確率項として存在すると考えられるのが通常でありながら、殆どの顕示選好モデルでこの点は考慮されていない。この点も本研究の革新的な点として挙げることができる。なお、この過程でMichigan UniversityのNatalia Lazzati准教授を計量経済理論の専門家として新たな共著者に迎えている。 なお、上記に述べた研究を取りまとめるほか、前年度から引き続き研究を続けている、消費者理論の比較静学単調性に関する顕示選好分析についても国際学会での報告を行ないつつ、鋭意改良を進めていることを付記しておく。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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