研究課題/領域番号 |
13J02313
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
上原 究一 慶應義塾大学, 斯道文庫, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 書誌学 / 中国文学 / 明末清初 / 出版文化 / 漢籍 / 章回小説 / 国際情報交換 / 中国:台湾 / 中国 : 台湾 |
研究実績の概要 |
平成26年度には、4月に北京大学図書館及び中国国家図書館、7月に名古屋市蓬左文庫、8月にイエール大学図書館、9月に京都大学人文科学研究所及び龍谷大学図書館に出張し、それぞれの所蔵する漢籍、わけても金陵唐氏・周氏と建陽書坊余氏の刊行した版本や李卓吾先生批評を謳う小説版本を重点的に調査した上で、可能なものについて写真やマイクロフィルムなどで複写を収集した。その他、受入研究機関である慶應義塾大学をはじめ、国立公文書館・国立国会図書館・東京大学といった近郊の諸機関にも随時通って該当資料の調査と複写の収集を行った。 それらの成果を元に、口頭発表1「“余象斗本”講史小説再考」、2「《李卓吾先生批評三國志真本》版本小考」とを行った上で、口頭発表1を元に単著論文1「萃慶堂の歴代主人について――建陽余氏刻書活動研究(1)――附『書林余氏重修宗譜』「書坊文興公派下世系」第37世までの翻刻と校訂」を学会誌に投稿し、掲載が決まっている。 口頭発表1では、従来「余象斗本」と呼ばれて一括りに処理されていた講史小説各種につき、余象斗が自ら編集して刊行も主導したもの、他人の編集で余象斗が刊行を主導したもの、余象斗の後継者が刊行を主導したものという区別が必要であることを指摘し、それぞれの特徴を考察した。口頭発表2では、李卓吾先生批評と称する『三国演義』の現存諸本の整理検討を行った上で、従来蘇州の宝翰楼の刊行とされることが多かった『李卓吾先生批評三国志真本』につき、宝翰楼は最初の刊行者ではなく、後から版木を手に入れた書坊であることを明らかにした。単著論文1では、明末清初に出版活動を行った建陽余氏は大きく4つの血統に分類出来るとの仮説を提示して、その1つである萃慶堂系統について、歴代の主人の系譜と、その分家筋がどのような名義で出版活動を行っていたかについて詳しく論じた。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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