研究課題/領域番号 |
13J02337
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
景山 洋平 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(PD)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 現象学 / 技術 / 共同性 / ハイデガー / 技術論 / 人間学 / 存在論 / 現象学的人間学 / 倫理学 / リスク論 / スペイン哲学 |
研究実績の概要 |
研究実施計画に記載の通り、現象学的人間学的アプローチに基づく技術と倫理の研究を進めた。平成27年度は、哲学的技術論の基礎的次元を共同性の分節化に見る前年度の成果に基づき、この分節性の成立機制の哲学的検討に特に注力した。具体的には、第一に、現象学的存在論の系譜における言語の問題について研究を進めた。内実としては、後期ハイデガーの出来事の哲学における言語概念の位置、ハイデガーとミシェル・アンリの後期言語論の対比を通じた現象学的言語論の系譜の解明を行った。これにより、共同性の分節化がそこで生じる間主観的コミュニケーションの媒体について、現象学の立場からアプローチするための基盤が確立された。第二に、2014年に公刊されて以来、国際的論争を惹起したハイデガーのいわゆる『黒ノート』(クロスターマン社全集第94巻~)について、そこで問題となる反ユダヤ主義的な言説の内実を検討し、現象学的人間学における共同性の言説の問題点を検討した。これにより、共同性の分節化の状況に対する責任を説く実存思想が、当の状況の現実に対して根底的に無感覚となる機制が原理的に明らかにされた。第三に、共同性の分節化に関する国際的な研究状況を確認するために、カリフォルニア大学バークレー校に出張し、ハンス・スルーガ教授とともに政治哲学に関する研究打ち合わせを行った。これにより、フーコー、アーレント、シュミットを基礎とする共同性の分節化に関する基礎的な哲学的分析の諸類型を学ぶことができ、また、今後の研究の基盤となる国際的な人的紐帯も確立された。
|
現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|