研究課題/領域番号 |
13J02371
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
舛本 弘毅 東京大学, 大学院工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2014年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ベンゼン / バイオレメディエーション / 嫌気メタン生成条件 / コバルト / 電子授受メディエーター / 電気培養 / 代謝経路 |
研究実績の概要 |
前年度の成果において、Co(II)EDTA、Fe(III)EDTAの添加がメタン生成条件ベンゼン分解を促進するという結果が得られた。これらの物質が、ベンゼン分解のどの反応段階を促進しているのかを確認するため、に実験を行った。メタン生成条件と硫酸還元条件では、酢酸や水素を完全に無機化する反応段階に違いがあり、ベンゼンの初発代謝から酸生成までは、同様の微生物により、同様の機構で分解が進んでいると考えられている。このことから、メタン生成反応を硫酸還元反応で代替することで、メタン生成反応とより上流の反応のどちらが促進されるのかを確認した。 メタン生成反応の阻害剤であるBESと硫酸還元菌の用いる硫酸イオンを添加した系では、メタン生成条件でベンゼン分解を行う系と比較して、ベンゼン分解速度は低くなった。ベンゼン分解速度の向上が実験開始から30日経過後程度から確認されたことから、硫酸還元反応の速度が向上したことが考えられた。BESと硫酸イオンに加え、Co(II)EDTAを添加した系、Fe(III)EDTAを添加した系では、ベンゼン分解速度の向上は確認されず、BESと硫酸イオンを加えた系と比較して、分解の遅れが観察された。このことから、Co(II)EDTA、Fe(III)EDTAは硫酸還元条件でのベンゼン分解を促進しないことが確認され、Co(II)EDTA、Fe(III)EDTAは、ベンゼン分解の初期段階を促進しているのではなく、メタン生成段階を促進していることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
平成26年10月24日付けで研究廃止のため記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年10月24日付けで研究廃止のため記入しない。
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