研究課題/領域番号 |
13J02393
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤本 大士 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 医学史 / 日本近代医学史 / 社会福祉史 / 日米関係史 / アメリカ医学史 / 医療宣教史 / 障害の歴史 / 医療アーカイブズ / 医療・福祉 / 日本近世史 / 日本近代史 / 医療政策 / 鉱山労働者 / 障害者政策 |
研究実績の概要 |
2015年度の前半は、昨年の夏から引き続き米国・イェール大学での資料調査および論文執筆をおこなった。とくに、2016年7月には、トロント、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアなどの資料館でも資料調査をおこなうことができ、アメリカ人医療宣教師に関する史料を収集することができた。2015年度の後半は、アメリカでの在外研究に基づき、洋学史学会津和野大会、日本医史学会例会、新しい学問を考える会、西南学院大学国際文化学会などの学会・研究会で成果を発表した。さらに、長崎市で開催された5th Young Scholar Forum for Medical History in Asiaという国際会議においては、自身の研究に対して、台湾・韓国・ドイツからの参加者より比較史の視座からのコメントを得ることができた。 出版物としては、 『洋学』に投稿した論文「幕末・明治初年における3人のアメリカ人医療宣教師について」(採用決定済み、2016年5月刊行予定)があげられる。本論文は、アメリカ人医療宣教師たちが、幕末期にどのように日本で伝道および医療をおこなったかを二つに類型化し、分析したものである。その類型とは、日本人医師たちへの医学教育と貧者への施療である。後者の事例について言えば、日本で生活困窮者への医療福祉制度が確立していなかった時期に、アメリカ本国のミッションから資金を得ており、金銭的に余裕のあった医療宣教師たちが、貧者に対して無料で医療を提供することで、それぞれの地域社会での福祉に貢献していたことがわかった。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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