研究課題/領域番号 |
13J02414
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 東京女子大学 (2015) 慶應義塾大学 (2013-2014) |
研究代表者 |
小竹 直 東京女子大学, 現代教養学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,520千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 西洋中世史 / 古英語 / 西洋中世写本 / 英語学 / ラテン語聖書 / キリスト教 / 福音書 / 詩編 / イギリス / デジタル化 |
研究実績の概要 |
本年度は、主たる研究課題であるRushworth写本関連の作業に加えて、アングロ・サクソン期のラテン語聖書の翻訳について、写本の問題や宗教史的背景など多角的な視野から研究を行なうことで、同写本に残る福音書古英語訳をより広いコンテクストで捉えることに重点を置き、作成中のエディションの充実を図る努力を続けている。 Rushworth写本についての研究成果は、2015年9月にスペインで行なわれた国際学会にて、同写本の古英語行間訳にみられる語順について研究発表で報告した。この発表で扱った言語現象は、行間訳の作成過程と密接に関係していることから、調査対象とする文献の範囲を広げて、古英語行間訳全体のデータに照らし合わせることで同写本から収集したデータの意義を検討している。 また、行間訳が多く残る詩編の写本群について、詳細な調査を開始した。福音書の調査を進めるにあたって、行間訳という翻訳手法をひとつのジャンルとしてとらえ、福音書の枠組みを超えて調査することの必要性を強く感じていたため、エディションの作成に有意義であると判断し、いくつかのケーススタディーを開始した。その一部を2015年7月にロンドンにて行なわれた国際学会で報告したのち、さらに内容を発展させ論文としてProceedingsに投稿した。 詩編写本については、さらに2016年8月の国際学会にて発表を行なう予定であり、2016年2月の渡英で、大英図書館所蔵の4点の写本を中心に調査を行なった。 また、日本中世英語英文学会の機関誌より依頼を受け、書評論文を一篇執筆し、掲載が確定した。特に2015年7~9月の渡航時には関連の写本を調査し、多くの資料を確認した。アングロ・サクソン時代を含む中世ヨーロッパにおけるキリスト教文化と密接に関連した書籍の書評論文であり、そのための調査は、主たる研究とも強い関連性があり有意義なものとなった。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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