研究課題/領域番号 |
13J02516
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊津野 彩子 京都大学, 農学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2015年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 熱帯多雨林 / 葉圏菌類 / メタゲノム / 生物多様性 / 次世代シーケンサー / 多様性 |
研究実績の概要 |
菌類は地球上に510万種存在すると推定されているが、記載種は10万種に満たない。東南アジア熱帯域における菌相については、特に調査が遅れている。本研究では、メタゲノム解析を用い、熱帯多雨林の葉圏菌相の種多様性および群集構造を、効率的かつ網羅的に解明することを目的とした。 中央カリマンタンの植栽フタバガキ樹木に存在する葉圏菌類を対象にしたメタゲノム解析では、1樹木個体に由来する葉2.5 cm2から135種の菌類が検出され、その内の 94.6%は未記載種であった。また、菌類群集は一植栽林分内の数十メートルのスケールで異なることが示唆された。持続的な熱帯林管理に資する可能性のあるフタバガキ植栽林において未知の種多様性を明らかにし、新たな保全価値を付与することができた。 また、サケラート環境研究センター (タイ) の季節常緑林では、葉圏菌類の分布を3次元レベルで解明した。高さ40 mのタワーを用い、26種71個体の樹木を対象に19階層の高さから採取し、全144箇所の葉サンプルについて、サンプル毎に菌類群集を明らかにした。葉圏菌類の種多様性は、林床から林冠へと垂直高度が増すにつれて減少した。群集組成をサンプル間で比較したところ、林床部では様々な組成の菌類群集が見られる一方で、林冠部では近接する菌類群集は互いに類似しており、葉圏菌類の多様性は林床部において高いことが示された。尚、本成果に基づく学術論文は現在投稿中である。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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