研究課題/領域番号 |
13J02806
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浅野 史代 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 西アフリカ / オルタナティヴな発展 / 女性の生活戦略 / 女性グループ / 女性のネットワーク / 開発援助 |
研究実績の概要 |
本研究は、西アフリカ村落部の事例をもとに、女性が様々に形成するネットワークと開 発援助の関係からアフリカ村落部のオルタナティヴな発展モデルを確立することを目的とし、(1)女性のネットワークの形成を解明し、(2)女性たちの生活戦術から開発援助のあり方をもう一度問い直すとともに在来知の活用を検討し、そのうえで、(3)文化人類学、地域研究が開発援助に貢献可能な手法を探究する。最終年度においては、上記3点のうち、前年度までにおこなっていたブルキナファソ村落部での女性たちの生活戦術を開発援助の現場で活用する実証研究の結果、およびカメルーン村落部での現地調査の分析データを用いて両地域の調査結果の異同を考察し、(3)文化人類学、地域研究が開発援助に貢献可能な手法を探究することを目的とした。 前年度までにブルキナファソ村落部において、複数のカテゴリ別の女性グループを組織し、各々に小規模商売をおこなってもらった。本年度はその後1年間の各グループの活動内容を把握するため、約1か月間の現地調査を予定していたが、大統領選挙前の暴動、渡航直前の首都ホテル襲撃により渡航を延期せざるを得ず、年度内にデータ収集、分析を行うことが不可能であった。 一方、カメルーン村落部においては、地区ごとに互助組織が活動している他、友人、教会の信徒による農業グループや頼母子講が発足し、各グループは必要に応じて活動している。個人で資金を準備し、頼母子講で拠出しあう形態がとられているのは、この地域では現金獲得活動は繋がりの強い都市部と行う傾向があり、ブルキナファソのように村内での売買がそれほど活発ではないことが要因のひとつであろう。 ブルキナファソにおける最終データを入手できていないものの、これまでに得られたデータから両地域の異同を考察し、西アフリカ村落部における開発援助のオルタナティヴなあり方を提示する論文を執筆中である。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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