研究課題/領域番号 |
13J03150
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
古本 真 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2015年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2014年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | スワヒリ語 / ザンジバル都市部方言 / カエ(マクンドゥチ)方言 / 文法的性 / 名詞クラス / コピュラ / 関係節 / 準体言 / 方言研究 / 言語記述 / タンザニア:ザンジバル / マクンドゥチ方言 / 鼻音 / 完了 |
研究実績の概要 |
本年度は、研究論文を3本、学会発表を3度行った。またタンザニア連合共和国ザンジバルウングジャ島に2度訪れ、調査を敢行した(2015年6 - 7月、2015年12月 - 2016年3月)。そして、その成果として、以下の論文を発表することができた。 研究論文1「奇妙な複数形と文法的性としての名詞クラスについて」では、スワヒリ語の二つの地域変種(方言)、ウングジャ方言(ザンジバル都市部方言)とカエ方言において、規範(標準スワヒリ語)とは異なる形の複数形をもつ名詞が存在することを報告し、もともと別の二つの名詞クラスが合流した結果、類推によって、そのような複数形が新たに生まれたことを示した。 研究論文2 ‘On the copula in the Kikae dialect of Swahili’ は昨年度発表した「スワヒリ語マクンドゥチ方言のコピュラ [主語接辞 -wa] について」を、新たな例と分析を加え、英文で発表し直したものである。 研究論文3「スワヒリ語カエ方言の「関係節」-準体言としての記述-」はこれまで、「関係節」と記述されてきた言語現象を、柴谷方良ライス大学教授が説く準体言として、再記述を試みたものである。カエ方言、そしてスワヒリ語の「関係節」は、いわゆる先行詞なしで、しばしば用いられる。これまでの研究では、そのことはまったくと言っていいほど注目されず、十分な説明が与えられてこなかった。準体言としての分析では、こうした先行詞なしの「関係節」も含めた網羅的な説明が可能となる。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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