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百済・高句麗滅亡後における新羅の国家統合と東アジア

研究課題

研究課題/領域番号 13J03440
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 東洋史
研究機関早稲田大学

研究代表者

植田 喜兵成智  早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード朝鮮 / 『三国史記』 / 墓誌 / 新羅 / 唐 / 羅唐戦争 / 百済遺民 / 高句麗遺民
研究実績の概要

本研究の目的は、羅唐戦争と呼ばれる669年から676年にかけて起きた新羅と唐の戦争期の動向を中心に、新羅が百済・高句麗滅亡後、その旧領・旧民を吸収しどのように国家統合をはかったのか、そしてその統合過程が東アジア情勢の中でどのように位置づけられるのかを明らかにすることである。本年度は、「羅唐戦争関連の研究」、「在唐百済・高句麗遺民関連の研究」に重点を置いて研究を進めた。
1 羅唐戦争関連の研究
前年度から継続してきた唐人墓誌の検討から得られた研究成果を論考「唐人郭行節墓誌からみえる羅唐戦争―六七一年の新羅征討軍派遣問題を中心に」として発表した。またこれまでの墓誌研究から得られた知見を活用しつつ、『三国史記』の記事から当時の新羅の対唐認識を復元させることを試み、「羅唐戦争終結期記事にみる新羅の対唐意識―『三国史記』文武王一四・一五・一六年条の再検討」という論考を発表した。
2 在唐百済・高句麗遺民関連の研究
昨年度から学会発表を基にした意見を基に「在唐百済遺民の存在様態―熊津都督府の建安移転の史的意義と関連させて」を現在学会誌に投稿中である。また、在唐百済遺民に関わる史料の分析視角を新たに提示することを試みて、「黒歯常之関連史料の総合的再検討― 在唐百済遺民史の分析視角のための試論」という題目で学会発表を行った。これと並行して東アジア情勢の全体像を把握するためには高句麗遺民に対する研究も進展させる必要がある。そこで、2015年3月現在で公開されている高句麗遺民墓誌23点の釈文を作成した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 唐人郭行節墓誌からみえる羅唐戦争―六七一年の新羅征討軍派遣問題を中心に2014

    • 著者名/発表者名
      植田喜兵成智
    • 雑誌名

      東洋学報

      巻: 96-2 ページ: 1-34

    • NAID

      40020262549

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 羅唐戦争終結期記事にみる新羅の対唐意識―『三国史記』文武王一四・一五・一六年条の再検討2014

    • 著者名/発表者名
      植田喜兵成智
    • 雑誌名

      史滴

      巻: 36 ページ: 96-123

    • NAID

      40020370823

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 黒歯常之関連史料の総合的再検討― 在唐百済遺民史の分析視角のための試論2014

    • 著者名/発表者名
      植田喜兵成智
    • 学会等名
      平成26年度九州史学会大会
    • 発表場所
      九州大学箱崎キャンパス
    • 年月日
      2014-12-14
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] 唐人郭行節墓誌と咸亨年間の新羅征討軍2014

    • 著者名/発表者名
      植田 喜兵成智
    • 学会等名
      "唐与朝鮮半島石刻"国際学術研討会
    • 発表場所
      陝西師範大学歴史文化学院(中華人民共和国陝西省西安市)
    • 年月日
      2014-03-10
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 在唐百済遺民の存在様態―熊津都督府の建安移転の史的意義と関連させて2013

    • 著者名/発表者名
      植田 喜兵成智
    • 学会等名
      第64回朝鮮学会大会
    • 発表場所
      天理大学(奈良県天理市)
    • 年月日
      2013-10-05
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2014-01-29   更新日: 2024-03-26  

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