研究課題/領域番号 |
13J03981
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
白谷 望 上智大学, グローバル・スタディーズ研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | モロッコ / 君主制 / 権威主義体制 / イスラーム主義 / 選挙 / 議会 / 政党政治 / 国際研究者交流 / モロツコ |
研究実績の概要 |
本研究は、モロッコにおける権威主義体制延命メカニズムの解明を通じて、名目的な反体制勢力であるイスラーム主義政党「公正開発党」の政治活動と体制持続の因果関係を明らかにすることである。具体的には、次の3つの問題に取り組んだ。 (1)国王を中心とした支配構造と政治制度の研究: 既存の研究では、フランス保護領期を経てもなお存続する国王の伝統的権威や支配構造の持続性が注目を集めてきた。しかし、独立後の国家建設の過程において、国王は自身の絶対的権威を維持しつつ、複数政党制や二院制などの民主的政治制度を積極的に導入している。そこで、国王がいかにして伝統的な支配制度と近代的政治制度の融合を図ったのかという点を明らかにする。 (2)公正開発党のイデオロギーや政治戦略の変遷の分析: 国王が政治的に利用する「公的な」イスラームに公正開発党はどのように対応し、イスラーム主義的イデオロギーを提示しているのか、国王とのイスラームをめぐる相克を分析する。また、公正開発党が政党間/イスラーム主義組織間関係からいかなる影響を受けているのかを丹念に精査する。 (3)公正開発党の社会の支持基盤研究: イスラーム主義政党の政治活動を分析するためには、その支持基盤を解析する必要がある。そこで、公正開発党の支持率が高い選挙区を選び出し、質問票等を使って支持基盤の実態(所得、学歴、年齢など)を明らかにする。
平成26年度(第2年度目)には(1)を中心に研究を進めた。現地調査で得られた資料やデータをもとに、独立以降の国家建設の過程において、歴代国王がその権威を確立するため、いかなる支配の正統性を利用してきたのか分析を行った。とりわけ、毎年載冠記念日に行なわれるバイア(忠誠の誓い)の儀礼に焦点をあて、王朝支配の歴史的連続性と国王の有するイスラームの正統性が、近代的な制度的枠組みの中に巧みに組み込まれている状況を明らかにした。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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