研究課題/領域番号 |
13J05567
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
諸藤 達也 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2013年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 有機電解反応 / 有機化学 / 電気化学 / 電解酸化 / C-H官能基化 / ラジカルカチオン / アミン / イミダゾール |
研究実績の概要 |
平成27年度は主に、これまで開発してきた有機電解反応の拡張に取り組んだ。これまで本研究者は芳香族化合物をピリジン存在下電解酸化し、得られたピリジニウムイオンをピペリジンと反応させ芳香族第一級アミンに変換する手法を開発している。一般的に、電解酸化で芳香族化合物をアミノ化する場合、生成物がさらに過剰酸化されることが問題になる。一方、本手法は電解参加で得られる生成物はカチオン性であり、過剰酸化に侵されることはない。 今年度、本研究者は本反応設計を官能基を有するアルキルアミンと芳香族化合物のカップリング反応に拡張するために新しい反応設計を提案した。本反応設計のカギはアルキルアミンを事前にヘテロ環にしておくことである。このアプローチには次の3点の利点があげられる。1)酸化電位が元のアルキルアミンより高くなり芳香族化合物を選択的に酸化することができる。2)窒素上および官能基上のプロトンをなくすことで電解反応ではカチオン性の中間体を与える。カチオン性の中間体は酸化電位が上がるため過剰酸化にさらされることはない。3)芳香族化合物のラジカルカチオンと反応しうる高い求核性を維持できる。このようなヘテロ環存在下、芳香族化合物を電解酸化し、得られたカチオン性の中間体を化学反応で処理することで目的のカップリング生成物を効率良く得ることができる。 また本手法を用いて日光川の変異原物質を従来法より効率よく合成できることを明らかにし、合成的有用性を示した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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