研究課題/領域番号 |
13J05849
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
知覚情報処理・知能ロボティクス
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
酒井 修二 東北大学, 情報科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 多視点3次元復元 / 位相限定相関法 / オンライン3次元復元 / 文化財のデジタルアーカイブ / 画像マッチング / 位相限定相関法(POC) / 幾何補正 / 動画像からの3次元復元 |
研究実績の概要 |
本年度は,位相限定相関法に基づく多視点画像からの3次元復元アルゴリズムの開発,汎用デジタルカメラを用いたオンライン3次元計測システムの開発,多視点画像から3次元復元の文化財のデジタルアーカイブへの応用を行った.本研究では,昨年度までに,多視点3次元復元のための位相限定相関法 (POC) に基づく高精度マッチング手法を開発した.本年度は,この多視点3次元復元のためのPOCをもとに,POCに基づく多視点3次元復元アルゴリズムを提案した.提案手法では,画像ピラミッドを用いた階層的探索の中でPOCに基づくマッチングを用いることで,各視点からの3次元情報を生成し,複数の視点の3次元情報を統合することで対象物体全体の3次元モデルを生成する.また,階層的探索に対して重み付きメディアンフィルタを用いた高精度化を,3次元情報の統合に対してグラフカットや閾値処理による高精度化を提案した.公開データセットを用いた精度評価実験を通して,従来の多視点3次元復元アルゴリズムと3次元復元精度を比較し,対象物体を高精度に復元できることを確認した. また,本年度は,実用性の高い3次元復元システムの開発として,汎用デジタルカメラを用いたオンライン3次元計測システムの開発を行った.昨年度までのシステムに対して,3枚以上の画像撮影を対象とした3次元計測処理を提案し,画像の追加撮影を可能にした. さらに,多視点画像からの3 次元復元システムの応用技術開発として,文化財のデジタルアーカイブへの応用を行った.POCに基づく多視点3次元復元アルゴリズムをもとに,文化財を撮影したカメラ画像から対象の3次元形状を高精度に復元する技術を開発した.実際に,文化財として,瑞巌寺の欄間の3次元復元を行い,文化財のデジタルアーカイブに十分利用できることを確認した.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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