研究課題/領域番号 |
13J05995
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
経済統計学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉村 有博 京都大学, 経済研究所, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 静学離散ゲームの推定 / モデル特定化検定 / モデル選択 / モデル平均 / 実証的産業組織論 / セミ・ノンパラメトリック統計 / 特定化検定法 / モデル選択法 / モデル平均法 |
研究実績の概要 |
本研究は,ゲーム理論の統計分析手法として,セミパラメトリックなモデル特定化検定法およびモデル選択法の開発を行う.近年,実証的産業組織論をはじめとして,離散ゲームを用いた実証研究が重視されており,その統計的手法の開発が重要であった.これまで,ゲームを統計分析するための計量モデル(以下,ゲーム理論的モデル)の統計的推測,すなわち推定や検定に関する研究が,盛んに進められてきた.本研究では,そこから更に進んで,モデルの特定化ステップとして重要なモデル特定化検定法およびモデル選択法の開発に取り組む.
主要な研究成果として,ゲーム理論的モデルの最新の推定手法を概観した論文“静学離散ゲームの推定の近年の展開”を完成させ,国内の査読付き雑誌に発表した.ゲーム推定の研究は先端的な研究分野であり,その最新の手法を解説した国内論文はこれまで無く,本論文はその基本的問題と重要性を,広く国内に知らしめる資料として貢献が期待される. また,論文“Generalized Least Squares Model Averaging”(一般化最小二乗モデル平均法)では,セミパラメトリック回帰モデルに説明変数が多く存在する場合の,一般化最小二乗推定量のモデル選択法およびモデル平均法を提案し,国際的な査読付き雑誌に発表した.本論文で扱うモデルはゲーム理論的モデルを直接には含まないものの,将来的なゲーム理論的モデルのモデル選択・モデル平均研究への拡張可能性を考えれば,今後同分野における応用が期待される重要な貢献と考えられる.本研究において得られたこれらの成果が,今後のゲーム理論的モデルの統計的方法の研究開発に貢献することが期待される.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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