研究実績の概要 |
本研究は, 座標系回転角速度が変化する変動回転座標系を用いて, 電気推進によるスパイラル軌道の設計を行うものである. 本研究で定義する変動回転座標系上ではスパイラル軌道が非常にシンプルな形で表示される. この状況下では, 軌道形状を先に与え, その後推力履歴を解析的に導出するというShape-Based Methodを用いることが可能になる. 本手法では, 軌道形状と推力履歴の導出を分離できること, 境界条件の扱いが非常にシンプルになるという利点がある. 本年度は, 線形化した運動方程式に最適制御手法を適用することにより,特定の条件下における推力方向最適マニューバーを解析的に導出した.現在,本研究の成果を投稿論文にまとめている.
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