研究課題/領域番号 |
13J06572
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
髙橋 梢 (2014) 東京外国語大学, 総合国際学研究院, 特別研究員(DC2)
高橋 梢 (2013) 東京外国語大学, 大学院地域文化研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | モンゴル / 歴史教科書 / 歴史教育 / 国民国家像 / 民主化 / ライフヒストリー / モンゴル史 / 教科書制度 |
研究実績の概要 |
本研究は、普通教育学校の歴史教科書分析および教育関係者への聞き取り調査の分析を軸に、現代モンゴルにおける歴史教育を通した国民国家像形成の変遷を読み解こうとするものである。民主化直前および民主化以降3度発行されたモンゴル史教科書の内容を比較分析し、現場教師の実践例をくわえモンゴル史教育のあゆみを分析した。これらを総合的に検討し実態を明らかにすることで、民主化を転機としてモンゴルがめざした自国史教育による国民国家像形成の本質を導き出すことができる。 最終年度である本年度は、現地調査と研究成果の発表を中心に研究を進めた。国内で3度の発表をおこなった。8月にウランバートルでの国際シンポジウムで発表し、現地調査を実施した。この成果を「1990年代前半時期モンゴルにおける歴史教育実践―O教師のライフヒストリーにみる教師観・歴史観の形成―」としてまとめ、日本モンゴル青年フォーラム論文集『日本とモンゴル――過去から未来へ』に採録が決定した。 9月には内モンゴル自治区のモンゴル人学校を視察した。自国史教育は中国の歴史となるが、副教材としてモンゴル民族の歴史と文化をつづった教科書が発行されており、これを収集することができ、歴史(民族史)教育の比較調査の手がかりを得た。 3月のウランバートル調査では、民主化後初となる1998年発行のモンゴル史教科書の執筆者や編者の証言を得ることができ、政府文書の収集に成功した。民主主義国家としての「モンゴル国」像形成への関与が明らかである。現在、1980年代後半の「歴史の見直し」作業開始から民主化をへて1998年の教科書発行へといたる過程を精査しており、「1998年版モンゴル史教科書の成立過程」について論文の執筆を進めている。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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