研究課題/領域番号 |
13J07005
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 一希 東京大学, 大学院理学系研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013 – 2014
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2013年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 構造生物学 / X線結晶構造解析 / 自然免疫 / NF-kB / cGAS / ウイルスタンパク質 / シグナル伝達 |
研究実績の概要 |
本研究ではX線結晶構造解析によってTax-NEMO複合体の立体構造を決定し, TaxがNEMOと結合してNF-κB経路を活性化するメカニズムを解明することを目的とした. 本年度は、前年度に見出したコンストラクトのTax、NEMOについて、結晶化のための発現精製をおこなった。マルトース結合タンパク質(MBP)はしばしば、構造的にフレキシブルなタンパク質を安定化させることが報告されていたため、申請者はTaxを大腸菌発現系を用いて、発現・精製を試みた。しかしながら、Taxの天然変性タンパク質に特徴的な不安定性のために精製することはできなかった。Taxの構造決定には、さらなるコンストラクトの改良が望まれる。 さらに本年度ではウイルス感染の際に免疫応答に関わるタンパク質、cGASタンパク質のバクテリアホモログであるDncVの構造解析に取り組んでいる。cGASタンパク質は、ウイルス由来のDNAを認識してcGAMPと呼ばれるヌクレオチドを産生する。DncVはDNA非存在下においてでもcGAMPを産生するが、そのcGAMPは、cGASによって産生されるcGAMPとは異性体にあたることが知られていた。本研究で決定したDncVの構造から、DncVによるcGAMP産生の触媒機構の詳細なメカニズムを明らかにした。さらに、および、cGASとの構造比較から、哺乳類とバクテリアで異なるcGAMP産生を達成する構造基盤の解明に成功した。本研究成果は、Structure誌にすでに受理されており, 掲載される予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
本研究課題は平成26年度が最終年度のため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題は平成26年度が最終年度のため、記入しない。
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