研究課題/領域番号 |
13J07095
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
美学・美術史
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
李 鎭榮 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 十二神将 / 十二支 / 石塔 / 統一新羅 / 十二神尋 |
研究実績の概要 |
2014年度は、韓国の調査を中心に研究を行った。陳田寺跡の調査では現在行っている「韓日における十二神将像の研究」と関わる、石塔に表わされた神将像について調査し、石塔における神将像の役割について考察してきた。この他、求礼・華厳寺石塔の調査においては塔の下層基壇に現れる甲を着用した十二支像の形状を書き起こしや法量測定、写真撮影などの基本資料を収集した。 今年の1月には、「ミュージアム」という学術雑誌に「統一新羅における十二神将について―国立慶州博物館・東国大学・通度寺所蔵の神将像面石と国立慶州博物館・国立中央博物館所蔵の蝋石製像を手がかりに―」の題目で投稿を行った。まだ結果待ちの本論文では去年度に行った東方学会にて発表した内容を書き加え、大幅に内容を修正した。その内容としては、古代の東アジアにおいて中国や、日本では薬師如来の眷属として十二神将の存在が認められるが、韓国に古代である統一新羅時代には十二神将が認められないことに着目した。特に、統一新羅においても2つの作例群を取り上げ、統一新羅における十二神将の存在可能性を指摘し、十二神将が最初から必ずしも薬師如来と結びついた尊格ではない可能性も合わせて指摘した。 また、中国の調査も行い、今年の3月には西安の碑林にて石碑に刻まれた十二神将を調査し、次の研究対象として非常に重要な作品であることを確認した。そして、敦煌莫高窟も見学(調査)も行い、現在の研究に直接、関係のある資料を現場で確認するなどいくつかの成果が上がった。
|
現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|